
小学校6年生の時に父に2眼レフ(プリモフレックス)を借りて写真を撮り始めた。フィルムはいわゆる
ブローニー(6x6版)というやつで、子どもにとってはとにかくフィルム代も現像代もばかにならない。モノクロフィルムであれば現像タンクで簡単に現像ができることは雑誌などから知識を得ていた。そこで、現像をしてみたいことを父に話すと反対されてしまった。なんでも、父も若い頃フィルム現像をしようと試みたらしいのだ。当時は暗室の中でバットを使ってやる方法、上手くいかなかったらしい。それで、暗室もないのに現像ができるはずないと一蹴に附されたわけだ。翌年、中学生になって友人の兄が現像タンクやダークバックを貸してくれて自分にも現像ができることを証明して見せた。これで父も納得してくれて、晴れて自宅でD.P.E.ができるようになったのでした。