33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
『星のふるさと』 -衝撃のデビュー-
2008-09-30 Tue 12:18
最近やっている調べものというのは『星のふるさと』とその著者鈴木壽壽子さんについてだ。今回は観測界デビューとなった「6cm屈折望遠鏡による火星スケッチ」が世に出たときの事。

0809254.jpg 1971年10月号で募集された火星の観測記録の中から12名のスケッチが選考され翌1972年6月号で発表された。因みにこの号は誠文堂新光社創立60周年記念号でもあった(左)。

0809255.jpg 応募はどのくらいあったものか分からないが、12人の観測記録が選ばれ誌面に掲載されている。一人一人の記録へ付けられた佐伯先生の講評は厳しくもあり、また若い人へ向けた励ましにも満ちている。こういう記事は評価された本人にはもちろんのこと、その他大勢の読者にも勉強になる。古き良き時代の雑誌の姿を見るようだ。

 鈴木壽壽子さんは25点のスケッチを提出されその中から4点が掲載された(右)。佐伯先生はこれに最も長い講評を付けられ、かつ正の評価ばかり。末尾に感動の気持ちを露にしその衝撃の大きさを表明されている(→講評)。(上のスケッチの現物はカラーです)との但し書きが印刷されているが、確かに今となるとカラー印刷でないのが残念だ。

 付け足しで申し訳ないが、鈴木さんの下に掲載されている松田勝己さんの観測も、その正確さ、ていねいさ、素直さが高く評価されている。
[写真は『月刊天文ガイド』1971年10月号より]
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やっぱりブラックホールはできるのかも
2008-09-29 Mon 17:45
9月も終わろうとしているのにちっとも天気が安定せず雨ばかり。やること無いので妄想の続き。

080927.jpg この前、CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)では地球を飲み込むようなブラックホールは生成されないだろうと書いた(その1その2)。
 けど、高エネルギー加速器によって生成されたブラックホールが成長しその星が飲み込まれてしまうという、星新一顔負けのブラックジョーク的シナリオは案外宇宙のあちこちで起こっている普遍的事実なのかもしれないという考えが直後に飛来した。

 というのは、なぜこの広い宇宙の中に知的生命の存在がまったく見つかっていないのか?まだ観測能力が低いという解釈もあるが、知的生命の行き着くところは高エネルギー加速器によるブラックホール生成と直後の消滅というのが当たり相場なのかもしれない。遠方の知的生命の住む星まで届く強力な電波を発信できる程度の技術力を獲得したと思う間もなく100年もしないうちにブラックホール生成が可能な高エネルギー加速器建設まで到達し自滅してしまうのかも。

 まぁ、LHCはさっそく9月21日に発生した不具合の影響で実験再開は来春以降になるらしく、自滅も先送りされてとりあえずやれやれではある。
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『天界』第1000号
2008-09-28 Sun 06:25
0809272.jpg 『東亜天文学会』の機関誌『天界』の通巻第1000号が届いた。基本的に月刊であったから創刊から88年目になる。会の存続があってこそだからこれはすごい事だ。

 昨年、33年ぶりに天文復帰した際、すぐに『東亜天文学会』へ入会した。入会して感じたのは高齢者が多い事。星の世界、『東亜天文学会』に限らずどこへ行ってもそういう傾向だと言う事はすぐに分かったのだが。会報の『天界』も古風な印象だった。しかし、その後購入し始めてしまった商業天文雑誌の内容の希薄さに比べると、古風ではあるが読んで面白い記事が多い。この事については最近入会されたほくとさんも書かれている。→『星空寄り道散歩道』9月4日記事「天界」
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『星のふるさと』 -発端-
2008-09-27 Sat 00:03
最近の調べものから。

0809252.jpg『月刊天文ガイド』1971年10月号p28~29に載った村山定男先生の「大接近の火星」という火星スケッチを紹介する記事(左)とその末尾に付け足されたわずか3行の小さなおねがい記事(右下)、これが『星のふるさと』誕生のきっかけになったことは「結びにかえて」で著者鈴木壽壽子さんご自身が次のように書いている。

0809253.jpgちょうどその頃、「天文ガイド」誌に「火星スケッチ募集」の記事が載りました。たまたまそれを読んだ私は、素人の絵日記ではおかどちがいの筋だろうと一度は思いました。でも、(原色スケッチは少ないかもしれない。もしも、このスケッチを見てくださった方がお一人だけでも、私の街の空が裁かれるとき、あの街のあの星空が裁かれるのだと、温かく静かに空のゆくえを見守ってくだされば、スケッチブックに残された影のある思い出に、私が耐えやすいかもしれない。)そんな気持ちに押し流されて、「炎の上の火星」とタイトルを入れてあったスケッチブックを、そのまま編集部へ送りました。[『星のふるさと』結びにかえてより]

鈴木壽壽子さんと『星のふるさと』が37年の時を越えて私の元までやってきたその発端がこの小さな記事だったかと思うとなんとも不思議な感じがしてくる。
[写真は『月刊天文ガイド』1971年10月号より]
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接眼レンズの曇り対策 これまでの経過報告編
2008-09-26 Fri 00:05
双眼鏡のくもり対策、最初の記事「双眼鏡が曇る」が昨年の3月28日だからすでに1年6ヶ月にも及ぶ一大ミッションになっている。

080925.jpg実は6月中旬にも本当の解決編を予定していたのだが、その頃から星は見えないわ気温は高くなるわで最終確認が延び延びになっていた。ようやく双眼鏡が冷える季節になってきた。その中で角型目当てを装着しても接眼レンズが曇らないことを確認し、これをもって本当の解決編としたかった。

結論を言うと、ケンコー「光学レンズ専用くもり防止剤」にも期待した効果が得られなかった。5月頃は10秒以上双眼鏡を目に当てていられる幸せを感じたのだが、機材が冷える9月になってからは元の木阿弥。本当の解決編はまたもや先延ばしだ。

これまでの関連記事一覧:
 双眼鏡が曇る
 双眼鏡の接眼レンズの曇り問題 解決編 [実はちっとも解決していなかった]
 接眼レンズの曇り
 接眼レンズの曇り対策 接眼目当編(その1) [その2以降はない、念のため]
 接眼レンズの曇り対策 くもり防止剤編
 接眼レンズの曇り対策 これまでの経過報告編 [本記事]
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星空まだ遠く わし座新星はどこ?
2008-09-25 Thu 00:51
080924.jpg 近頃の夕方はこんな空で、夜空への期待を持たせるのだが、晴れ間は長続きしない。
0809242.jpg今夜の観測:AF Cyg7.4等、CI Cyg9.9等、P Cyg4.9等、V568 Cyg6.4等、X Cyg6.5等、Y Cyg6.9等、χCyg8.2等、R Sct6.1等。CI Cyg、R Sctがじわじわ減光しているのに対してχCygはじりじり増光。22日に板垣さんが発見したわし座新星(仮称:AQLnova2008)、正確な位置が分からないのでその付近を写しておいた。後日、もう一度探してみよう。
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『天ガ』の功績
2008-09-24 Wed 00:29
080923.jpg 調べものの都合で先週末から古い『月刊天文ガイド』をひっくり返している。連日話題にしているので「もうけっこうだ」と言われそうだがもう一回。
 そういうわけで成り行き上最近の『天ガ』との比較になって、そちらはどうも負の評価ばかりになってしまった。がしかし、昨日の記事へのコメントの焼き直しになるが、当時の『天ガ』に育てられたちびっ子科学者たちが現在プロ・アマ両方の分野で活躍して、天文や宇宙物理学分野で世界に冠たる成果を上げている。そういう流れを考えれば、これまでに『天ガ』の果たしてきた役割の大きさが改めて認識される。そういう大きな流れのひとときとして現在の姿があると考えることにして天文少年たちの未来の隆盛を楽しみにすることにしよう。
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『天ガ』昔と今の違い
2008-09-23 Tue 00:42
台風13号が去った後も天気は回復せず相変わらず星は見られないまま調べもので時間を過ごしている。昨日、同好会の観測所から『月刊天文ガイド』の1960年代70年代の号を何冊か借りて来たことを書いた。

0809222.jpg それらを懐かしくめくりながら現在の『天ガ』とずいぶん違う事を感じた。現在の『天ガ』は、今月はこういう星空が見られます、最近こういう天文現象が見つかりました、最先端ではこんなすごい機材で観測しています、こういう機材や書籍が近々発売されます、こんなミーティングがあって楽しかったです、終わり。あれ、これだけ?という感じで「変光星ガイド」の光度曲線グラフに時々自分の名前が載るのを楽しみにするくらい。
 それに対して初期の頃の紙面はどうだったかというと、もちろん今月の星空案内や最新の天文情報は当然のことながら、観測法、撮影法、自作のヒント、質問と回答など、実戦にすぐ使える記事が目白押しだ。また、読者の投稿や同好会紹介を見ると小中高校生世代が主力であったことが良く分かる。自分がその世代で、その世代へ向けて作られていた紙面、読んでいて楽しかったはずなのだ。

0809223.jpg今夜の観測:台風13号が去った後も晴れないと書いた途端に晴れた。昼間見た霞ヶ浦はドブドロだったが対岸の出島はきれいに見えていた。湿気が減って来た証拠。透明度もまずまず。今夜は久しぶりに変光星を9個も見てしまった。AF Cyg7.5等、CI Cyg9.8等、P Cyg4.9等、V568 Cyg6.4等、X Cyg6.4等、Y Cyg6.9等、χCyg8.3等、X Her6.4等、R Sct6.0等。秋の星座、変光星は心の準備ができていないので観測はせずに写真だけ。
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『月刊天文ガイド』創刊号の謎
2008-09-22 Mon 12:03
『月刊天文ガイド』はいつ創刊されたのか。

080922.jpg(1)昨日、同好会の観測所で見つけた最も古い号は1965年10月号(右写真)。これは第1巻第4号。単純に逆算すれば1965年7月号が創刊号ということになる。私の9月19日の記事用にひろさんの『徒然なるままに』7月29日記事からお借りした写真がその号だ。
(2)ところが、ひろさんの『徒然なるままに』7月29日の本文には「1964年11月号が創刊号で、~」とある。あれあれ、あの写真は創刊号の写真ではないのかな?
(3)そこへ昨日のやまのんさんのコメントがまたまた謎に謎を加えてくれた。創刊号の表紙は「土星」だったと言われる。1965年7月号の表紙は金星と月と木星と思われるからこれではないということになる。
(4)さらにugemさんから「1974年7月号で丁度創刊十周年記念だった」とコメントをいただく。もう、どうなってるの?

以上のように情報が錯綜している。こうなったら創刊号から持っているももさんに正解を教えて貰うしかないな。よろしく。
[追記]ももさんが本記事への回答を書いてくれた。→『もも星日記』08年9月22日
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『天ガ』バックナンバーをひっくり返す
2008-09-21 Sun 21:25
080921.jpg 『月刊天文ガイド』のバックナンバーで調べたい事柄がいつかある。同好会の観測所にバックナンバーが置かれている。さっそく調べようと思っていたら直近の例会が台風13号で延期になってしまった。そこで、お願いして観測所を開けていただいた。少々埃にまみれてはいるがかなり古い号が出て来た。
[写真は今日見つけ出した最も古い2冊]
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天体「観測」に対する子供の頃の抵抗感
2008-09-20 Sat 20:21
小中学生の頃、「趣味は天体観測」と言ったり言われたりするのが嫌だった。天体望遠鏡で星を見たり写真を撮ったりはするけれど、それは観測ではないと思っていたからだ。「観測」と言うからには科学的データの収集でなくてはならないと子供ながらに厳密に分けて考えていたようだ。080115.jpg
現在細々とやっている変光星観測。「観測」に値する科学的データを収集・提供できているか、常に自分に問いかけつつ夜空を見上げている(つもり)。

 全然別の話題だが、晏次郎さんの最新記事「こんな時の為に」で我がTS-65Pなど「チビ機材」が復権しているのが実はこっそり嬉しかったりして。
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『天ガ』バックナンバーを見てみたい
2008-09-19 Fri 14:32
080919.jpg 『月刊天文ガイド』のバックナンバーで調べたいことがいくつかある。週末の同好会例会が開催されれば集会所で検索するつもりだったが、それも台風13号の影響で来月へ延期。あらま、、、。

[『月刊天文ガイド』創刊号の写真:ひろさんのブログ『徒然なるままに』2008/7/29(火)よりお借りしました。おおお、初めて見ました創刊号。]
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シュっと行かんか、シュっと
2008-09-18 Thu 18:05
0809182.jpg 9月に入ってやれやれようやく秋の空へ変わったと喜んだのもつかの間、動きの遅い台風13号のおかげで今週いっぱい星見は先延ばしになってしまった。シュっと行けよ、シュっと。
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『天文ガイド別冊 AAVSO変光星図』がやって来た
2008-09-17 Wed 21:42
080907.jpg 『天文ガイド別冊 AAVSO変光星図』については以前書いたことがある。→2008年08月11日の記事

 あの記事で紹介した『変光星観測室』の管理人さんはその後無事入手できた様だが、ひょんなことから最近私の手元にも舞い込んできた。先日の北陸旅行でお世話になった山中温泉のastro_calendarさんが「自分は使わないので」と送ってくださったのだ。

 昭和45年(1970)、当時中学生だった自分もこの本を持ってはいたが、そのころ変光星観測は難しく感じられて、ときどき本棚から取り出してはパラパラめくってはまた本棚へ戻すということを何度となく繰り返していた。中学生の自分には敷居が高く感じられた変光星観測が、天文壮年として復帰後の自分にはもっとも始め易そうに感じられた観測だったとは不思議なことだ(ugemさんの勧誘のお陰かな)。

 さて、この変光星図が現在使えるものかどうかは後で調べるとして、変光星観測ガイド部分は当時を回顧する読み物として楽しめそうだ。特に、佐久間精一氏の「変光星観測のはじめ」はサブタイトルが「これから変光星の観測をはじめる人のために、観測法のすべてについて案内します」となっていることからも分かるように、日本の変光星観測者数が欧米に比べ少ないことを憂いて、若い観測者のやる気を高めようとの思いが伝わってくる文章だ。筆記具の選び方、懐中電灯の使い方、科学的観測者としての心構えなどなど、基礎の基礎からの解説は当時どのあたりの世代へ向けて書かれたものなのか想像に難くない。

 AAVSOの変光星図で思い出したが、本家AAVSOの変光星図を買おうと昨年8月に入金したが今に至るまで送ってこない。金返してくれ~!→『AAVSO Variable Star Atlas』が届かない
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晏次郎さんの最近の星見
2008-09-16 Tue 17:57
080916.jpg 『晏次郎のぐうたら日記』がまたまた更新されていた。更新間隔が早まり私としてはとてもうれしい。最近の晏次郎さん、農作業やアンディのことなど少し落ち着いたようで、精力的に星見ができるようになったみたい。よかった。昨年は楽しみにしていながら急なアクシデントで参加できなかった小樽星の会のキャンプ観測会へも今年は参加できたそうで、これもよかった。
 たくさんの鏡筒を満遍なく使ってきた晏次郎さんだが少し前から方針に変化が生じている。それについては私の8月25日の記事で紹介した。現在は3つの鏡筒が選ばれている。さて、晏次郎さんが選んだ鏡筒とは?それらについては今回の「楽ちんになった(^^)」という記事にあります。それにしてもEM-200って軽いんですか?よほどJP架台は重いのですね。
 すでに冬期並の防寒での観望とのこと、北海道の短い夏は終わったようですね。
[今回も晏次郎さんの主力機TOA-130+自作三脚の写真をお借りしました]

0809162.jpg今夜の星見:仕事帰りに霞ヶ浦へ寄った。東・南・西に3大スターが揃い踏み。手持ち撮影にも耐えた。
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CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が稼働 (その3)
2008-09-15 Mon 23:23
080915.jpg 昨日の記事についてS.Uさんからいただいたコメントにある「ブラックホールの蒸発」についてはネット上の記事にも見つかりますが「蒸発するから大丈夫」ということしか分かりません。ふと本棚に目をやると読まれること無く置かれていた『シリーズ現代の天文学12 天体物理学の基礎II』がある。開いてみると「熱力学とブラックホールの蒸発」という節があるではないですか。今夜はこれを読みながら安心して眠ることにします。
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CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が稼働 (その2)
2008-09-14 Sun 21:02
0809133.jpg さて、LHCが作り出すエネルギー14TeVとはいったいどれほどの大きさなのか。テラは10の12乗、eVは38.3x10の-21乗カロリーだから、14TeV=5.362x10の-7乗カロリーになる。案外小さいと感じられるが、陽子と陽子が衝突する極微の空間の一点で発生するとなるとやはり巨大なエネルギーには違い無い。
 では、この大きさのエネルギーが空間の一点に発生するとブラックホールが生まれて地球を吸い込んでしまうものなのか。

0809132.png これについて簡単な推察を。右図は地球の大気に飛び込んでくる宇宙線のエネルギー(横軸)と粒子数(縦軸)の関係を示している。LHCで作られるエネルギーを実験室系という座標に返還すると約10の17乗eVなので、同じくらいのエネルギーを持った宇宙線は1平方キロメートルあたり1年間におよそ100個から10万個降り注いでいることになる。地球46億年の歴史の中で地球全体に降り注いだ10の17乗eV以上の宇宙線の数となると少なく見積もっても10の20乗個以上。いまだに地球は吸い込まれていないところを見ると2009年以降も多分大丈夫でしょう。
[右図はWikipedia宇宙線より]

080914.jpg 今夜は中秋の名月。夕方には見られたけど直後から皆曇。今週は金曜日まで台風13号の影響で雨予報。20日の同好会の例会前には回復するかな?
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CERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が稼働 (その1)
2008-09-13 Sat 22:09
080913.jpg 欧州合同素粒子原子核研究機構(略称CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)が2008年9月10日にいよいよ稼働を始めたというニュースが世界を飛び回っている。私が学生だった30年前も衝突型加速器といえばCERNのISRというほど有名だったが、今また新たな衝突型加速器LHCによって14TeV(テラ・エレクトロンボルト=テブ)のエネルギー発生を目指すという。それによって、ビッグバン理論、超弦理論、複数宇宙説、宇宙を占めるダークマター説、ヒッグス粒子などについて検証することになる。これだけであれば一部の科学好きの間でしばし話題になるだけで終わるのだが、今回のLHC稼働は社会を巻き込んでいる。それは、LHCが作り出すエネルギーによってブラックホールが生成され、地球が飲み込まれてしまうのではないかという懸念を抱く科学者もいるからだ。LHCが本格稼働する2009年某月某日に地球消滅の恐ろしい瞬間がやってくるのだろうか?
[LHCについてはキーワードCERNあるいはLHCで検索すると山のように引っかかります]

今夜の観測:月明かりばかりでなく霧も掛かっていて暗い1等星は厳しいくらい。χCygは昨夜よりほんの少し明るいみたいだが光度的には8.3等のまま。R Sctは低空のため5cm双眼鏡では見えなかった。P Cyg4.9等。
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χCyg 今季初
2008-09-12 Fri 23:07
080912.jpg夕べの大雨が嘘のように、朝から快晴。木のてっぺんに止まって辺りを睥睨(へいげい)するカラスのかぁ乃助。

0809123.jpg今夜の観測:月明かりが酷い。今夜は10cm双眼鏡を使ってもさそり座新星(V1039 Sco)だけでなくはくちょう座CI(CI Cyg)もまったく見えない。代わりに今季初めてχCygを見る(8.3等)。ミラ型の中で最も変光範囲が大きく、昨年は極大5.7等だったが今年はもう少し明るくなるという予報だ。知らぬ間にすでにこんなに明るくなっていたんだ。これからどこまで明るくなるかが楽しみ。その他にいつもの奴ら、R Sct5.8等、P Cyg4.7等。
[右写真:CI CygとχCygはこんなにお近く]
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夏の終わり
2008-09-11 Thu 20:20
0809093.jpg 一昨日、昨日は夜になるに連れて快晴になった。ようやくどん曇りの半年が終わったのかもしれない。沈む月と木星、それを追うように西へ傾く夏の大三角を撮ってみた。今夜は激しい雨だが、かえって中休みと心の余裕も出て来た。
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さそり座新星(V1039 Sco)とはくちょう座CI(CI Cyg)
2008-09-10 Wed 23:39
昼間は雲が出ていたが、夜になったら快晴。ついにパターンが逆転か。この調子をキープしてほしい。

今夜の観測:
さそり座新星(V1039 Sco)
080910.jpg 月が近くて10cm双眼鏡では見えない。写真には写った。
33年ぶりに増光したCI Cyg
0809102.jpg こちらは10cm双眼鏡で9.8等と目測。
その他はいつもの奴ら。R Sct5.8等、P Cyg4.7等。
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晴れ予報がずらり
2008-09-09 Tue 21:57
080909.jpg 今週の天気予報、すごいでしょ、すごいでしょ、晴れマークが並びましたよ。今朝あたりかなり爽やかな空気になっていて、いよいよ秋の星見のシーズン到来の予感。昼に晴れて夜に曇るパターンも徐々に解消すると期待したい。それにしてもこの半年は長かった。

0809092.jpg夕方の空:西の夕焼け空に金星、水星、火星が集まっていた。

今夜の観測:西の空に月明かりが残り夜空を明るく照らしていた。それでも、半年ぶりくらいの快晴の夜。R Sct5.7等、P Cyg4.7等。眠たくなったのでミラが見える前に撤収。
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観望中の虫除け対策
2008-09-08 Mon 21:55
080808.jpg 血液O型は蚊に好かれるって以前ふわりさんが言っていた。私の場合それだけでなくビール飲んで庭に出るから尚更か。夏は虫除け薬を腕や首筋に塗って表へ出るが、これは実に不愉快だ。屋外では効果のほどは知れてるが、お試しにこんなものを買ってみた。夏も終わろうとしているのに今更な話題なのだが、実はかなり前に買っておいたのだ。星を見る機会が無くなかなか効果を試すことが出来なかった。虫除け対策、みなさんはどのようにしているのだろうか。

今夜の観測:食事中は月がきれいだ(から星もよく見えるだろう)と思っていたのに、いざ庭へ出るころにはほぼ全天に雲。R Sct5.6等のみ目測。暗がりの中、となりの星子が我が家のフェンスに絡み付いている自生ゴーヤのツタを食べている気配がする。苦くないのか?
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金沢城の土星
2008-09-07 Sun 23:36
080903.jpg 夏の北陸旅行3日目の午後は金沢城へ行った。一般的に近世城郭は広大だ。隅から隅まで見て回ろうとするとただでさえ疲れるのに、二日連続の山城歩きの後のためふくらはぎがパンパンになっての到着だった。へろへろになって城内を回っていると、二の丸広場の西側、旧第六旅団司令部側の石垣に土星を発見(左写真の中央部と右上、場所は右写真)。
0809032.jpg この刻印は(1)石の提供を請け負わされた大名が目印に付けた、(2)石工の目印、(3)普請場での目印などと考えられている。他の場所、他の城にもけっこうあるので、城の石垣を見るときには注意して見られたし。

今夜の観測:今夜は雨の予報だったはずだが星が出ている。夏の大三角は西へ傾きペガススの四角が天頂に来ている。東にはプレアデスも見えてきた。ということは、ミラ(οCet)が見えるはず。P Cyg4.9等、οCet9.3等。あれれ、他の人はもっと暗く見ているみたいだけど。
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カタログ収集
2008-09-06 Sat 21:07
カタログといえば、子供の頃はカタログ少年だった。『月刊天文ガイド』そのものがカタログみたいなものだったが、メーカーや機材会社へも郵送でカタログを請求した。ほとんどが有料で切手代用可だったので、家の買い置き切手がどんどん無くなった。そのうちに、望遠鏡機材のカタログが次々に送られて来て親にバレて叱られた。

0808222.jpg 昭和40年代の望遠鏡カタログはかなり集めたがそれもすべて今は無い。現在所有する最も古いものは、まだ天文復帰前の空白時代、1994年頃に高橋製作所から取り寄せた数冊。中井さんお勧めのTeegul-100もその中にある。

そうそう天体望遠鏡カタログといえばガラクマさんの『昔欲しかった天体望遠鏡』>「レトロ望遠鏡資料館」がすばらしい充実度。懐かしいカタログが展示されている。
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星の無い季節の天文学
2008-09-05 Fri 20:36
080905.jpg 昼間晴れているのになんで夜になると曇るのでしょう。まともに星が見られる日が4~5日という月が半年続いているのでさすがにモチベーション下がりっぱなしです。0809052.jpg変光星業界では新天体発見のニュースが次々に出ているというのにパソコンの画面を見ながら指をくわえているばかり。冬場の日本海側の人や夏場の東日本太平洋側の人はそういうときにどうしているのだろう?星を見ずに楽しめる秘策があればご教授願いたい!
[夕方の木星と夕方の月。ピンぼけでも最近では貴重な天体写真。夕食終えたら約束通りに皆曇]
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星の見えない夜のカタログショッピング 『2009年版望遠鏡・双眼鏡カタログ』
2008-09-04 Thu 21:17
080828.jpg これといって買うあてはなくとも望遠鏡のカタログを眺めるのは楽しい。この前まぁしいさんがコメントをくれた『2009年版望遠鏡・双眼鏡カタログ』(地人書館)を買ってみた。ざっと眺めた限りやはりというか、今すぐに欲しい機材は無い。その代わり、まぁしいさんも言われるように「1970年代の天体望遠鏡「往年の名機&"迷機"」」は読み物として楽しめた。

関連記事→ まぁしいさんの『真鍋星見小屋通信』月報2008年8月(完報)■8/30

 自分が選んだ機種が「名機」と評価されていれば悪い気はしないものだが、反対に「迷機」に入っていたりしたら、「悔しい思いをしたのは自分だけではなかったのか」と三十数年来消えることの無かった心の傷が少し癒されるのかも。
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ご無沙汰すぎて、、、
2008-09-03 Wed 22:01
昨夜は星空を目にして、ほくとさんは「晴天に光っているのは何星だったか、にわかには思い出せないくらい久しぶりの晴れ。」と言い、meinekoさんも「こう久しぶりだと、何をしていいのやら、すぐには感覚がつかめません(w」と言う。私も撮った写真はピンぼけの全滅で成果無しだった。
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8月の晴天日数
2008-09-02 Tue 23:23
8月の晴天日数            
__________昨年___今年_
 すごい星空!   1夜   0夜
 4等星が見える 11夜   4夜
 1等星は見える  7夜   5夜

昨年の8月は快夜のペルセウス座流星群を始め10日以上も星見を楽しめたというのに、今年はなんとまともに星が見えた日はたったの4日。星見に関しては忍耐の日々がまだまだ続きそうだ。

今夜の観測:雲はあるものの、久しぶりにまともな星空になった。旅疲れのため変光星はいつもの二つだけ。P Cyg4.9等、R Sct5.4等。星野写真を写すが全てピンぼけ。最初にきっちりあわせたのだが、ピントのヘリコイドが軽いため何かの拍子に回転してしまったようだ。
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星と城と人に出会う北陸の旅 (4日目)
2008-09-01 Mon 22:34
080901.jpg富山市科学博物館日本変光星研究会事務局の渡辺誠さんに初めてお会いする。科博をダイジェストで説明していただいた後、お仕事場である富山市天文台をご案内いただく。0809012.jpg口径1mの反射望遠鏡は国内では有数の大きさで、米国の軍事技術をベースにした導入精度と追尾性能の高さはすごいそうだ。確かに動きはスムーズ、音もきわめて静かだった。0809013.jpgその他、観測技術だけでなく天文普及のためのいろいろな工夫も見られ、間口は広く敷居は低くという公開天文台らしい地道で精力的な活動をされていると感じた。本日はお仕事がお休みの日だったとはいえ、渡辺さんにもまるまる6時間お付き合いいただいてしまった。astro_calendarさんのときもそうだったが、過去の体験に共通点が多いのでどうも昔からの知り合いだったかのような錯覚に陥る。

0809014.jpg昼食後、富山城まで送っていただきお別れ。富山城の郷土博物館と佐藤記念美術館を見学。その後金沢へ移動。灯りに囲まれた駅近くの花園緑地公園にて2.1cmの双眼鏡で変光星を観測。P Cyg4.9等、R Sct5.0等以下。今回の旅の最後の夜は寝台特急「北陸」泊。明日の朝は上野だ。
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