33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
三度目の正直になって欲しい観望会
2009-01-31 Sat 00:11
sakuragawa-chu 昨年10月3日開催予定だった観望会が曇天中止で、代わりに延期した24日が雨天中止になっていた稲敷市立歴史民俗資料館星空観望会の観望会が2月20日(金)19:00から市立桜川中学校天体観測ドームで予定されている。今度こそ三度目の正直になって星が見えて欲しい。

 詳しくはこちら → 稲敷市 歴史民俗資料館 星空観望会のページ

 その夜は月こそ無いが、冬の大三角の南中する時期。西空に最大光度の金星が輝き、オリオン座の大星雲、すばる、二重星団、プレセペなどみどころいっぱいだ。土星も見えるかな?
[写真は桜川中学校天体観測ドーム]

開催報告
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『消えた反物質』のその後
2009-01-30 Fri 00:56
昨日の続き。

090129.jpg 『消えた反物質』を読んでいると、「中性K中間子の崩壊現象がCP対称性の破れの事実上唯一の証拠」という表現がいたるところに現れる。私的には、唯一だろうが「対称性が破れている」現象がみつかったというだけで十分だと思うが、ここには、唯一特殊なケースではなくより普遍的な現象なので別の事象の中でも見つけたいという著者の気持ちが感じられる。

 この本が書かれた1997年時点ではCP対称性の破れは唯一中性K中間子の崩壊現象の一部でのみ知られていた。その後、米スタンフォード大学線形加速器センター(SLAC)と競うようなかたちでつくばの高エネルギー加速器研究機構(KEK)Bファクトリーでも電子-陽電子衝突実験が行われた。その結果、2001年には中性B中間子の崩壊現象においてもCP対称性の破れが確認され、とくにKEKBファクトリーでの実験では崩壊現象の一部ではなくほぼ100%でCP対称性の破れが検出されたという。

 ここで、中性K中間子の崩壊現象のみにCP対称性の破れが現れるだけでなく、中性B中間子の崩壊現象ではほぼ100%でCP対称性の破れが検出されたという事実によって、さらに何がはっきりしたのか、何が言えるようになったのか、『消えた反物質』に増補改訂するとしたら何が書き加えられるのか、興味あるところだ。
 明後日の講演会でそれに対する回答の一部でも聴くことが出来ればと思うし、さらに、小林-益川理論登場以降36年間の素粒子物理学の流れと現在の状況を分かりやすく解説してもらえることを期待している。
[写真は2004年8月29日の一般公開時の資料など]
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『消えた反物質』に辛うじてしがみつく
2009-01-29 Thu 00:58
0901283.jpg 今度の日曜日につくばで開催される小林誠氏のノーベル賞受賞記念講演会を聞きに行くのでここ1週間予習のために『消えた反物質』を読んでいる。

 序章
 第1章 反粒子
 第2章 K中間子とCP対称背鵜の破れの発見
 第3章 標準理論の相互作用
 第4章 クォークのフレーバーとCP対称性の破れ
 第5章 Bファクトリー
 第6章 宇宙はなぜ物質でできているのか
 終章

 第2章あたりまではなんとか食らいついていたのだが、第3章のゲージ理論あたりから腰砕けになって第4章のクォークの世代間混合へたどり着いた頃には青息吐息、それでも第5章はS.Uさんを思い浮かべながら這いつくばって通り抜け、星の見えない今宵は第6章を読む予定。
090128.png 昨日(27日)は500越えでした。どうしちゃったんだろう。リバウンドが怖い。
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晴れているとは思わなんだ
2009-01-28 Wed 00:39
今夜の観測:ミラ3.9等、いよいよ減光モードに入ったのかも。W Ori7.0等、R Lep7.7等、RX Lep5.6等、U Mon6.8等。

 観測の合間にふと西空を見るとなんだかいや~な光の帯が2条。げげ、サーチライト?昨年の元旦にもサーチライトが現れたがその時は一夜限りだった。今回はどうなのだろうか。いずれ確認せねば。
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400越え!
2009-01-27 Tue 00:51
0901264.jpg 今日は、友人が最近発見したという中世遺構を確認しに朝から薮の中を歩き回って頭のてっぺんからパンツの中から靴の中まで枯れ草だらけ。帰りに日帰り温泉に入って汚れを落とし、産直で野菜、スーパーで鍋の材料を買って帰宅。スーパーの明かりにも負けずに金星が輝いていた。今夜も星が見えるのか?ダメみたい。

0901263.png カウンターを見たら昨日(25日)は400カウントを越えていた。これは新記録!たくさんのみなさんが訪問して下さった証拠なのだが、、、はて、最近注目される記事ありましたっけ?

 ともかく、ありがとうございます。
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5日振りの観測 ミラ、まだまだ踏ん張る
2009-01-26 Mon 04:37
090126.jpg 5日振りに星が見えている。はくちょう座は早々と林に隠れていてχCygを見損なった。もうかなり暗くなっていることだろう。一眠りしてルーリン彗星を見ることにする。
0901262.jpg今夜の観測:夕方食事前に、ミラ3.8等、W Ori7.0等、R Lep7.7等、RX Lep5.6等、U Mon6.4等。ミラはちっとも暗くなった感じがしない。
 3時に起床。倉庫の扉が凍結している。温度計は0℃。でも、無風のため快適。ルーリン彗星を撮影。今夜は初めて7x50双眼鏡でも見えた。かなり明るくなっているのだろう。おまけで獅子の足下にいる土星を撮影。
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春と冬が日替わり
2009-01-25 Sun 00:13
090124.jpg 昨日は温かかったのに今日は曇りから晴れどころかみぞれ。4日連続星が見えないのは真冬としてはかなり異常。月が小さい時期に限ってこうなんだから、、、。
 今夜は取手駅近くで同好会の新年会。自宅から常磐線の最寄り駅まで車で行って取手まで片道丁度1時間。
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天候の移り変わりにヤキモキの地元小学校観望会
2009-01-24 Sat 00:26
0901222.png 一日前の天気予報にはこう出ていたのだが、、、。昼過ぎに延期決定。正解だった。
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ちょっと雨続き
2009-01-23 Fri 08:15
090123.jpg 二日続けて星が見えないのは久しぶり。みなさまのところも天気が悪そうで、こちらはまだましなくらい。
[写真:iPod touchの天気予報でみなさまのご当地の天気を比較。クパチーノはApple本社のあるカリフォルニアの都市、悪石島は皆既日食帯が通る島。]
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『消えた反物質』を読み始める
2009-01-22 Thu 14:10
090122.jpg 「CP非保存を理解する(~したい)」でお見せした机の上の塔を少しずつ取り崩したいのだが、まずは2月1日の小林誠氏の講演会の予習としてブルーバックスの著書『消えた反物質』を読んでみた。

 『消えた反物質』 小林誠著 1997年 講談社 820円

 現在の宇宙が反物質ではなく物質から構成されているのは宇宙の初期に反粒子の数よりもほんのわずかに粒子の数が多くなったかららしい。割合的にはほんの少し多かっただけとはいえこの宇宙の物質の量を考えると想像を超えたなんとも壮大な話だ。粒子と反粒子がまったく同等であったなら両者が出会うことで光を出して消滅してしまうが、粒子と反粒子が同等でないがために全部が消滅せず粒子が少し残ったという。粒子と反粒子が同等でないことを粒子反粒子の対称性が破れていると表現するのだそうだ。物理学の言葉ではCP対称性の破れあるいはCP非保存という。
 どの本を読んでもここから先が難しいのだ。本書もブルーバックスとはいえ侮れん。
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『さわれる天体写真展』 茨城県結城市民情報センター
2009-01-21 Wed 00:13
090120.jpg 毎日新聞社「毎日jp」2009年1月20日地方版から「さわれる天体写真展」の紹介記事。凹凸をつけた天体写真ってどういうものなのだろうか。見に行きたいが、日曜日午後に結城まではちと遠いな。

今夜の観測:ミラ3.8等、W Ori7.0等、U Mon6.2等、R Lep7.5等、RX Lep5.6等など。
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小林誠氏のノーベル物理学賞受賞記念講演会
2009-01-20 Tue 06:32
0901192.jpg S.Uさんからお知らせをいただいた。宇宙誕生を決定づけた粒子反粒子非対称性(CP非保存)の起源の解明によって2008年のノーベル物理学賞を受賞された小林誠氏の記念講演会が2月1日につくば市で開催される。詳しくは高エネルギー加速器研究機構の関連ページをご覧下さい。


【追記】1月24日時点で予約満席のため受付終了となったそうです。
    これとは別にシンポジウム「小林・益川理論とその検証」があります。

090119.jpg 宵の明星が見えたので霞ヶ浦へ行ってみたが透明度いまいちで低空のχCygなどは見えない。昨夜雨が降った上に昼間は3月下旬並みに気温が上がったので、今夜も霞が濃くなりそうな予感がする。

今夜の観測:P Cyg4.7等、ミラ3.8等、RX Lep5.6等、W Ori7.1等。
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CP非保存を理解する(~したい)
2009-01-19 Mon 00:05
090118.jpg 物質を構成する基本単位である素粒子を探求することで宇宙が理解できてくると漠然と思っていたことが、昨年のノーベル物理学賞を機会にそんな悠長な関係でないと改めて知らされた。素粒子の性質自体が現在の宇宙の存在を決定づけたのだという。

 このことについてS.Uさんがご専門分野をかいつまんで「粒子反粒子対称性の破れとCP非保存について」解説している(→西中筋天文同好会WWW版会誌第28号)。読んでみてなんとなくそういうことかまでは分かるがこれだけでは理解できた気分になれなかった。「自発的対称性の破れ」とか「CP非保存」とかもう少し分かりたいものだ。素粒子物理学をもう一度おさらいせねばと本を買い込んだため、おかげで机に塔が建ってしまった。
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地元小学校での観望会へ行ってきた
2009-01-18 Sun 00:03
090117.jpg お世話になっている地元の天文愛好会がボランティアとしてやっている観望会に行ってきた。お手伝いというほどのことは何をするというわけでもなく、ただちびっ子らといっしょに空を眺めていた。今夜は風も無く冬場の観望会にはうってつけだったが透明度はいまいちだった。

今夜の観測:観望会へ出る直前にいつもの変光星を見ておく。ミラ3.8等、P Cyg4.7等、RX Lep5.8等、W Ori7.0等。帰ってきてからU Mon6.1等、R Lep7.5等を追加。西から天気は下り坂とのことで、透明感のない湿っぽい空になってきた。
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世界天文年2009 ガリレオ400年のその根拠(その2)
2009-01-17 Sat 00:32
昨日の続き。

081103.jpg 『星界の報告』カバーのコメント「1610年冬」は岩波文庫編集段階で付けられたものだから置いておくことにして、本文中に1609年に筒眼鏡でなんらかの天体を見たという記述がどこにあるのかを探してみた。

(1)献辞の最後には1610年3月12日とあるから出版は1610年だろう。筒眼鏡で天体を観測したのは少なくともこれ以前であることは確か。
(2)木星の4大衛星についての記述の最初は「1610年、つまり、今年の1月7日の翌夜の1時に、筒眼鏡で天体観測中、わたしはたまたま木星をとらえた。わたしはたいへんすぐれた筒眼鏡を用意していたから、木星が従えている、小さいけれどもきわめて明るい三つの小さな星をみつけた(それまでは、ほかの劣った筒眼鏡を使っていたので、発見できなかったのである)。」と始まる。まぁ、この記述を常識的に読めば当然一週間以上前にも見ていたことが推測できるので、最初に見たのは「1609年」ということになる。
(3)巻末の解説で訳者の山田慶児氏は「ガリレオがはじめて望遠鏡を天空に向けたのは、1610年のはじめであった。」としている。ここまで断定しているのは何が根拠だろうか?

 『星界の報告』には観測日時が記述されていないので上のような推測しかできないが、ガリレオの観測データを紐解けば1609年中に自作の筒眼鏡で天体を観測していたことは一目瞭然なのだと思われる。これに関連する記事をmeinekoさんが09-01-1609-01-17に書いてくれた。
090116.jpg今夜の観測:帰宅してとりあえずいつもの変光星を目測。風が無いと楽だなぁ。ミラ3.8等、P Cyg4.7等、R Lep7.5等、RX Lep5.8等、U Mon6.1等、W Ori7.1等。χCygはすでに林に隠れてしまっていた。夕べは強風で見えなかったし。
やっさんのホームページの表紙や掲示板でオリオン座が話題になっていたので三ツ星付近の写真を撮ってみた。なるほどδとεに絡み付くようなSの字が見える。ζの東にはNGC2024が写っているし、さらに左上にはやまのんさんのブログでも紹介されていたウルトラマンのふるさとM78星雲も見えている。その後、久しぶりに重星をいくつか。βOri(リゲル)9.5″、λOri4.3″、ζOri2.4″はクリア。なのに前回見えたκLep2.1″が全然分離できない。ジーっと見ているとすぐに視野の端から端まで動いてしまう。微動を操作して東側へ戻してもしばらく振動が収まるまで時間がかかる。モータードライブを付ければその辺りの使い心地が良くなるかも。
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世界天文年2009 ガリレオ400年のその根拠(その1)
2009-01-16 Fri 00:10
0901142.gif 国際連合、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、国際天文学連合は今年2009年を「世界天文年(International Year of Astronomy:略称 IYA)」と定めて様々なイベントを企画している。2009年にしたのはガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け宇宙への扉を開いた1609年から400年の節目の年というのが根拠らしい。
 ガリレオの著書として有名な『星界の報告』は岩波文庫から出版されている(昨年久しぶりに重刷された)。だが、そのカバーには「1610年冬、ガリレオ(1564-1642)はみずからの手で完成した望遠鏡を通して、30倍に拡大された星界に初めて対面する。~」とある。1610年ではダメじゃん。1609年の根拠はどこに、、、。以下、続く。

今夜の観測:風が強い!寒い!からだが揺れる!ミラ3.7等、P Cyg4.7等、W Ori7.1等。
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11日振りのルーリン彗星
2009-01-15 Thu 00:14
090114.jpg これは14日早朝のルーリン彗星。前回の撮影からすでに11日も間が空いていた。月が近く空が白けてしまい増光している印象の無い写真になった。月が離れる頃にはずっと見映えのする姿になっていることだろう。

今夜の観測:今夜も仕事帰りに霞ヶ浦近くで。風が無いのがありがたい。ミラ3.7等、P Cyg4.7等、χCyg6.4等、R Lep7.5等、RX Lep5.7等、W Ori7.1等など。
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私の2008年ミラキャンペーン光度曲線
2009-01-14 Wed 00:29
090113.jpg今夜の観測:風さえなければ冬の観測もそれほど辛くは無い。特に帰宅途中の観測は防寒具無しなので風が無いのはありがたい。ミラ3.7等、P Cyg4.7等、χCyg6.3等、R Lep7.5等、RX Lep5.6等、W Ori7.1等など。

 今回のミラのピークは長過ぎません?すでに1ヶ月前から減光を観測している方もいれば、私のようにようやく減光を感じた者もいる。赤い星だから誤差が大きいのかもしれないが。図は「クリスマスにミラを見ようキャンペーン2008」で描かれた光度曲線に自分の測定値をで入れてみたもの。ガタガタしてはいるがまずまずか。
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調査に行ってきた
2009-01-13 Tue 00:27
0901122.jpg 一昨日11日日曜日午後、成瀬駅近くでの川崎天文同好会(以下、川天と略す)午後のお茶会に参加させていただいた。茨城県から成瀬までなんでまた、と言われそうだが、流星塵の第一人者でいらっしゃった故森久保茂先生の資料を川天さんが管理されているということでそれを見せて頂くためだった。ではなんで森久保先生の資料なのかというと、『星のふるさと』の最後に佐伯恒夫氏も書かれているように、鈴木壽壽子さんは1972年暮れから6年数ヶ月間に渉り森久保先生の指導を受けられ流星塵を熱心に観測されていた。それで森久保先生の遺品の中に鈴木さんの観測データなど業績を確認できるものがきっとあるに違いないという期待を持ったからだ。それで、関係者の方々を辿る中で川天さんと連絡が取れお会いしに行ったという次第だ。期待した通りの資料を拝見できたいへんありがたい機会になった。川崎天文同好会様はじめ関係のみなさまに深謝します。[写真は観測データ報告書簡の鈴木壽壽子さんの署名]

090112.jpg 帰宅してしばらくしたら職場の友人が作った野菜をたくさん届けてくれた。

今夜の観測:大きな月があるが明るいのだけいくつか見ておく。ミラはまたまた3.6等へ戻ってしまった。W Ori6.8等、RX Lep5.6等、U Mon6.1等。
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ルーリン彗星の予想経路
2009-01-12 Mon 00:10
今夜は外出先から作り置き記事をアップ。今日もルーリン彗星。

0901103.png 『Sky & Telescope』サイトの「Catch Winter's Comet Lulin」という記事中に09年1月1日から5月1日までの予想経路図へのリンクが載っている[左図は1/1~2/14の経路図]。これがあれば「Observable Comets」の推算データから一々手計算で経路図を作る手間が省けるのでありがたい。
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ルーリン彗星近日点通過
2009-01-11 Sun 00:01
090110.png 今日1月11日、いま話題のルーリン彗星が近日点通過だそうだ。位置関係はこんな感じらしい[図はNASAのSolar System DynamicsのC/2007 N3 (Lulin)より]。
 ここまでのところでは大彗星への大バケはなかったが、太陽から離れながらも大バーストしたホームズ彗星のようなこともあるし、期待を裏切るくらいに明るくなって欲しいものだ。この後、2月24日の地球との最接近まで太陽との距離はおよそ1.15倍に離れるが、地球との距離は0.26倍まで近づく[2月24日の参考図]。

今夜の観測:午後になって冷たく強い風が吹き始めた。仕事帰りに霞ヶ浦の第2観測所へ寄ったが、強烈な西風で寒いの寒くないの。からだは揺らされるし満月近くの月の光は強いし、暗くなったχCygはじっくり見ていられなかった。ミラ3.7等。ようやく暗くなったと感じられた。P Cyg4.9等。明日はお出かけのため今夜は無理せず早寝する。
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野尻抱影→『星戀』→山口誓子→鈴木壽壽子
2009-01-10 Sat 00:07
0811272.jpg 以前書いた「野尻抱影『星と傳説』」の記事の最後に「野尻抱影氏の本がお好きだった鈴木壽壽子さんにまた一歩近づけた気がした。」と書いたが、あれではあまりに説明の足りない終わり方だった。以下のようなことが一挙に脳裏に飛来したのだった。

「星戀」とは野尻抱影氏の造語だが、鈴木さんの『星のふるさと』を評する文中でも時々「星戀」が使われている(『天界』610号(1976)新刊紹介など)。

『星のふるさと』文中には、中村草田男の「火の島は夏オリオンを暁の星」の句が好きとしか書かれていないが、その他にも山口誓子や上田秋成の句が所々に引用されていることから鈴木さんはきっと俳句がお好きだったに違いない。

『星のふるさと』の「旄頭胡星(ぼうとうこせい)」の中では「名ある星春星となりてみなうるむ」という誓子の句を引用している。霞ヶ浦の畔に住む私には非常にリアリティのある印象的な句だが、校正ミスなのだろうかこの引用には間違いがある。正しくは「名ある星春星としてみなうるむ」である。そういうことはあるにせよ、鈴木さんが誓子の句も好きだったことは確かだろう。誓子の星好きは有名だそうで、星好きとしての共感もあったに違いない。また、鈴木さんが郊外の団地へ引っ越して来る前にお住まいになられていた四日市のとある漁村に誓子もかつて住居していたという共通点があったりもする。

鈴木さんが野尻抱影氏の著作を好きだったことも確かで、そうであれば野尻抱影・山口誓子共著『星戀』を読まれていなかったはずはない。

以上のようなことすべてをひっくるめて『星戀』を知ったことで「鈴木壽壽子さんにまた一歩近づけた気がした」のであった。『星戀』についてはいずれ紹介したい。
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初めての人に会いに行く
2009-01-09 Fri 00:47
若い頃は初めての人に会うことに臆するというか戸惑い感が強かったが、最近は歳をとってずうずうしくなったのか、初めての人に会うことを楽しめるようになってきた。特に天文や遺跡などの趣味についてであれば尚更だ。人生の残り時間なんて誰にも分からないのだから、会いたいと思ったら即行こうと思っている。押し掛けられた方はご迷惑だろうがなにとぞお許しを。
ということで、週末は午前中の仕事を終えてから神奈川まで行く予定。

090108.jpg今夜の観測:帰宅したときは星が見えていた。ミラ3.6等、RX Lep5.8等。はくちょう座は北西の林へ隠れてしまっており、オリオン座うさぎ座周辺の6等以下の星は月明かりで見えなかったので、今夜はこれだけ。
と思ってたら夕食を食べ終わってもまだ星が見えている。kawashimaさんがその名称の謎に挑んで(?)いる145CMaを見るために急いでTS-65Pの準備をする。橙色と青色のペアが見えたが名前の謎は依然解けない。薄雲を透してU Mon5.9等を追加。[図はStellariumのスクリーンショット]
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六草粥
2009-01-08 Thu 00:56
090107.jpg 昨夜は久しぶりに曇ってしまったが、今夜はまた星が見えている。職場の新年会から戻り、取りあえずミラなどをちょびっと見る。家へ入って我が家の庭で摘んだという六草粥を食す。六草というのはホトケノザを除いた、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ(ちょっとインチキだがラディッシュの葉)、スズシロのこと。猫の額のように狭い我が家の庭だが、ほったらかしの割には野生の王国のように種多様性が実現しているなぁ。
[美味しそうに見えない写真になってしまった]

今夜の観測:ミラはどうしたことか今だに3.6等に見える。P Cyg4.7等、R Lep7.4等、RX Lep5.9等。

NHK教育の「ETV50「こどものきもち24じ」」を見始めたらテレビの前から離れられなくなり終わるまで見ていたら、星空も終わっていた。
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連続晴天日数12日で終わる
2009-01-07 Wed 07:45
とうとう、昨夜は夕方~夜半~明け方まで曇った。これで連続晴天日数は12日で中断。でも、朝、起きたら晴れていた。いつから雲が無くなったんだ?
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連続晴天日数ここまでか?
2009-01-06 Tue 11:23
090105.jpg 昨日書いたのがいけなかったのか、連続晴天日数11日というこれまで約2年間での最長不倒距離の記録を作ったこの年末年始の好天もいよいよ終わりかと思われる夕方の空。17時半頃表へ出たら全天うす雲に覆われて、辛うじて金星と月の位置だけが分かる。明け方起きることにして今夜は早寝だ。

今夜の観測:寝ようと思ったら変光星のメーリングリストにつくばのSmyさんからの報告が入っていた。つくばで見られたなら我が家でも見られるはずと表へ出る。オリオン座の周辺に雲の隙間が出来ている。ミラは相変わらず3.6等、R Lep7.5等、RX Lep5.8等。この3つだけ見たところでまた曇ってしまった。後は早ねして早起きしよう。

 目覚ましは鳴っていたと思う、、、ヨメさんが障子を開けて「星が出ているよ」と言っていたような気もする、、、気がついたら朝日が昇っていた、、、。ま、今夜も天気だったので記録延長としておこう。
[写真は財団法人日本オリンピック委員会のページより1972年札幌冬季オリンピック70m級ジャンプ優勝の笠谷幸生選手]
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2008年の星見日数
2009-01-05 Mon 00:20
酷い天候と言い続けた2008年1年間、実際の星見日数はどのくらいだったのかデータを公開。

@:6等星まで見えそうな素晴らしい星空の日数
o:3等星くらいまでは見えるまずまずの星空の日数
・:雲と霞に覆われて辛うじて1等星が見える星空の日数
比較:前年の同じ月との比較

霞ヶ浦南岸地域の天体観望可能月別日数
  2008年01月01日~2008年12月31日
 月 I 1 2 3 4 5 6 7 8 9101112I
ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーー
 @ I 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0I  1
 o I1516 6 8 4 5 2 3 6111119I106
 ・ I 6 414 2 6 510 5 3 0 4 3I 62
ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーー
o以上I1516 6 8 4 5 2 4 6111119I107
 比較I  +3ー7±0ー2±0±0ー8ー3ー1ー6ー3Iー27
ーーー+ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ーーー
・以上I21202010101012 9 9111522I169
 比較I  +7+7ー2ー3ー6+3ー9ー4ー6ー3ー3Iー19

これを見ると3月から12月まで晴天日数はデータ的にも減少していることが分かるが、質的にも低かったと思う。快夜(@)日数も1日しかなく前年の4日から大幅減少だった。
しかし、12月20日頃から本格的に冬型が安定してきて、日本海側の悪天候とは対照的に連続晴天日数11日と現在その記録を延ばし続けている。2月までのわずかの冬の夜空をたっぷり楽しんでおきたいと思う。

090104.jpg今夜の観測:水星が東方最大離隔とのことで元日の夕方易々と肉眼で見えたことから今夕もと思い霞ヶ浦へ行った。木星はすでに沈み水星だけが南西の低空に赤く輝いていた。χCyg6.3等、P Cyg4.7等、ミラ3.6等。
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首が痛くなった しぶんぎ座流星群
2009-01-04 Sun 00:38
今夜の観測:まず変光星だけやってしまう、ミラは相変わらずの3.6等、R Lep7.4等、RX Lep5.9等、W Ori7.0等、U Mon5.9等。

0901032.jpg さて、3大流星群のひとつ、しぶんぎ座流星群だが、21時10分から22時30分まで80分間に6個確認。一つは群流星ではなさそう。最初椅子に座って見ていたが鉄パイプ製の背もたれがだんだん冷たくなり寒くなってきたのでほとんど立って見上げていた。おかげで首が固まってしまった。確認できた流星のおおよその経路図を作ってみた。他の地域のみなさんは見られただろうか。
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カワセミを見た
2009-01-03 Sat 00:19
090102.jpg 今日も午後休だったので西風の中を懲りずにサイクリングに出た。向かうのは稲波干拓地。昨年の11月25日にオオヒシクイを見たあの場所へまた行った。本日の数は54羽。あれから10羽増えたことになる。その他見たもの:小野川にオオバンの群れ、ハクチョウ2羽(ちょっと遠かった)、帰り道の途中でカワセミ(鮮やかに輝くコバルトブルーにしばし呆然)、観測小屋で岡部幸雄夫妻(おお、バードウォッチングですか)。
[写真はWikipediaカワセミより]

090103.jpg今夜の観測:ミラキャンペーンは大晦日で終了したがまだまだ明るい。3等台半ばをキープしているので肉眼でも見えている。今夜も3.6等。R Lep7.2等、RX Lep5.9等、W Ori6.9等、U Mon5.9等。明け方ルーリン彗星を撮影。観測台の上は一面の霜。
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いつまでもこの正月の空が続きますように
2009-01-02 Fri 07:08
0901013.jpg 午前中で仕事を終え、午後初詣がてら(?)サイクリングをした。筑波下しの強い西風に背中を押され調子に乗って走ったものだから帰りがしんどいことしんどいこと。それでも透き通った空気に対岸の出島が手に触れられるかのように近く感じる。今夜は透明度に期待できそうだ。

夕方の観測:この透明度だ、R Sct一番乗りに挑戦しない手は無い。というわけで、まだ薄明残る日没直後の霞ヶ浦堤防へ向かう。おお、月と金星がきれいだ。それよりも、なんとこんなに低空にも関わらず木星は言うに及ばず水星までも楽々肉眼で見えている!これはすごいぞ。写真には海王星も写っているが縮小したので見えなくなった。薄明残る中、変光星も大方見てしまう。P Cyg4.7等、χCyg6.0等、ミラ3.6等、W Ori6.9等、R Lep7.2等、RX Lep6.0等。で、肝心のR Sctはどうだったかというと、低空の薄明にかき消されてまったく確認できず。

「日傭取りと西風は日一杯」、これは冬の西よりの強風も夜になれば止むという地元の言い回し。その言葉通り夜になったら風は止まった。今夜はすばらしい星空が見られそうと早寝する。気がついたら朝だった。見逃した!
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