33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
観望会の開催率 この一年をふり返って
2009-03-31 Tue 00:40
昨年春以降、地元で行われる観望会にお手伝いと称して参加させてもらってる。しかしこれがまた中止が多いんですわ。この一年間の観望会の開催記録は以下のとおり。

2008年
 5月16日 公民館講座第1回    △薄曇りだが土星グッド
0811043.jpg 8月29日 公民館講座第2回    大雨
10月 3日 資料館         曇り
   24日 資料館(代替)      雨
11月 4日 市の文化祭       ○
12月26日 公民館講座第3回    ○
2009年
 1月17日 地元K小学校      ○
081226.jpg   23日 地元F小学校      曇り
   30日 地元F小学校(代替)   曇り
 2月13日 地元F小学校(代替)   曇り
   20日 資料館         ○ 
 3月 3日 公民館講座第2回(代替) 曇り
    5日 公民館講座(代替の代替) 曇り

1年間に13回の観望会が予定されていたが開催できたのが5回。我が国の天候を考慮すれば、5割開催を期待するのは贅沢なのかもしれない。それにしても、一旦天気に見放されるととことんダメになる傾向があるため、観望会に縁のない人はいつまで経っても縁が無いままだ。
今夜の観測:夕方遅い昼寝をしたら疲れる夢を3本立で見てしまった。一本目はSP双眼鏡を落として接眼レンズを割る夢。もう一つは仕事でよく通る田舎道周辺で500人規模のスタパ開催があって、でも自分は別の探し物があってその集団の中を何度も行ったり来たり。見つからないので諦めて家まで歩いて帰ったところで、車をそこへ置いて来た事に気づきまたまた歩いて取りに戻る。もう何十キロも歩いているのでいい加減ヘトヘト。着いたら車をどこに置いたか忘れていてスタパの集団の中をさらに行ったり来たり。見つからないので、別の買い物を先に済ませる事にしてそこからケーブルカーでも必要なくらいの急坂を昇って駅まで行く。そこでまたまた疲れる事態に陥ったのが三本目。汗びっしょりで目が覚める。いやぁ、疲れた。
090330.jpg 疲れたところで珍しく星も出ているので庭へ出る。馴染みの変光星はU Mon6.1等しか見られなかった。冬の星々は西の低空へ傾いて寂しい姿になっている。
  西空の天狼姿潤ませて
  西空でオリオン姿淡くなる
そうは言ったが今夜は低空まで星が見えるので透明度は高そうだ。平らな月が見えるので珍しく双眼鏡を向けたら隣にプレアデスがいるので記念撮影。
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小惑星(8741)Suzukisuzukoの地球最接近が近づく
2009-03-30 Mon 00:33
0903298741.gif 小惑星(8741)Suzukisuzukoの4月8日地球最接近が近づいている。図はastro_calendarさんがステナビで作成してくれた経路図だ(「小惑星No.8741 Suzukisuzuko」より)。最接近時でも光度17.1等だから簡単には見られそうに無い。近いうちに『天界』に載る予定の「鈴木壽壽子さんのこと(後編)」には最接近前の写真を掲載するのでお楽しみに。

 小惑星(8741)Suzukisuzukoは現在からす座にいるが、これはなかなか出来過ぎな気がする。『星のふるさと』「からす かんざぶろ」の巻では「シンちゃんおばちゃん、十字星、見せてやろうか」とからすが壽壽子さんへ話しかけるが、今春のからすは間違いなく「シンちゃんおばちゃんに会わせてやろうか」と言っているはずだ。
 ぜひ、その方向へみなさんの目を双眼鏡を望遠鏡を向けて欲しい。目には見えない気がしてもわずかなりとも(8741)Suzukisuzukoからの光は届いているはずなのだから。
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「鈴木壽壽子さんのこと」 『天界』に掲載
2009-03-29 Sun 00:05
090327.jpg 『天界』4月号が届いた。『星のふるさと』の著者鈴木壽壽子さんについてようやく報告ができてほっとしている。今号には前編として『天ガ』に火星スケッチが掲載されたところまでと略年譜を掲載してもらった。お姿の写真は『天ガ』3月号小惑星ガイドに使ったものと同じだが、その他に愛用の6cm屈折望遠鏡の写真も掲載した。
 後編では流星塵観測とその後についておよび関連資料リストを予定している。ほんの短い報告だが鈴木さんのお姿を少しでも感じていただければありがたい。それと同時に『星のふるさと』愛読者がこれまで大切に抱いてきた鈴木さんのイメージを壊さない内容であることを切に願っている。0903272.jpg

下のコメント欄の閲覧設定で「管理者だけに閲覧」のチェックを入れてメールアドレスをお知らせいただければ、JPEGファイルでご提供いたします。

4月8日、小惑星(8741)Suzukisuzukoは地球へ最接近。鈴木壽壽子さんの星らしく17.1等と控えめで暗いが、チャンスがあれば探してみて下さい(後編用の写真をお願いしていた方は黄砂の中130mm+CCDで撮影してくださいました)。

今夜の観望:ただいま変光星の端境期。冬の星々は早々に西へ沈んでしまい、23時頃のこのこ庭へ出ても馴染みの変光星がいなくなってしまっている。昇って来るかんむり座とM3を眺めただけ。そうこうしていると予定通り雲がモクモクと押し寄せて来た。
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『図解入門 よくわかる素粒子の基本と仕組み』
2009-03-28 Sat 00:52
0903152.jpg 『図解入門 よくわかる素粒子の基本と仕組み』
   横山広美著 秀和システム 2006年 2600円

 昨年の小林誠、益川敏英両氏のノーベル物理学賞受賞をきっかけに、素粒子物理学の入門書を読もうと本書を手にされた方は多かったと想像する。素粒子についてまったく知識が無い人への1冊目として本書を勧めることには躊躇するが、素粒子について少しでも知識がある場合には、現在世界で進行している素粒子実験物理学の主要な流れを把握できる手頃な書籍として分かりやすい内容だと思われる。
 2年ほど前にふと本屋で購入したのだが、昨年9月のLHC稼働のニュースを聞いては本書でその装置と実験目的を確認したり、小林誠-益川のノーベル賞受賞を聞いた後には、本書で関連するKEKBファクトリーのBell実験の内容を確認したりとリアルタイムで大いに参考にさせてもらっている。素粒子理論よりも素粒子実験について知りたい方には大いにお勧めできる。
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ルーリン彗星 虫の息
2009-03-27 Fri 04:00
090326.jpg 職場の寄り合いから戻って空を見上げると星が出ていた。というか快晴だ。しかし、快晴にもかかわらず透明度の低い空。地球最接近から一月、暗くなったルーリン彗星はつくば方面からの光の中に埋もれ写るか写らないか微妙なところ。
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『星のふるさと』 -背景-
2009-03-26 Thu 00:10
0903035.jpg鈴木壽壽子さんが火星、月食、流星塵などのすばらしい観測記録を残し、また読者の心に長く残る随筆を書かれた背景について、分かる範囲でいくつか挙げてみる。

■鈴木壽壽子さんが最初に火星を観測された1971年の接近というのは、火星接近の中でも特に「大大接近」とも呼ぶべき観測最適期に当たっていた。とは言っても6cm屈折経緯台であれだけの記録を残されたのだから鋭眼であったことは疑い様も無い。
■『星のふるさと』文中にご本人自ら書かれているように、鈴木さんはもともと手先が器用だったが、それだけでなく絵やデザインの才能にも秀でていた。「八朔の星」に「「器用と針忠実(はりまめ)は別物」と案じられていたとおりに、豊かな時代をよいことにして、バーゲンあさりを事とする、テンボの女に育ってしまい、~」と書かれているのは事実とは逆のものすごい謙遜なのだ。
■「ひろった火星」に「(見えている模様の記録よりも見えない模様の記録)と思って描いたつもりだった(あやしいと思うものは全部省いた)」と書かれているが、このことから鈴木さんは科学的、客観的に物を見ることのできる方だと分かる。物理化学を専攻されたほどの理系少女で、若い頃からそうした観察態度が養われていたと想像できる。
■四日市公害という地元の社会問題を真剣に受け止めたことが鈴木さんの問題意識を高めてスケッチや記録を残す作業を後押ししたのだろう。
■幼少期より、おばあさまやお友達と星を見上げ星について語り合う環境・習慣があったことや、野尻抱影の作品が好きだったことなども『星のふるさと』に結実していると言える。
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ここでこんな本を見つけた
2009-03-25 Wed 00:34
昨日に続き、国立天文台での話題をもう一つ。

0903236.jpg 構内の散策のついでに図書室を覗いて来た。この国立天文台図書室は、台外者でも閲覧利用可能(貸出しはできない)なところがうれしい。第一赤道儀室向かいにある左写真建物の裏側に台外者用入り口がある。09032362.jpg書棚の間を歩きながらこんな本が目に止まった。カノープスさんの青春の労作、『南十字星を求めて』。国立天文台図書室の蔵書になっているなんてすばらしすぎ。
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国立天文台 再訪
2009-03-24 Tue 00:53
昨夜と打って変わって晴天。ただし、風強し。

090323.jpg お泊まりの武蔵境駅前のホテルへFLUIDさんをお迎えに行き、武蔵境駅発狛江駅行きの小田急バスに乗り国立天文台前で下車。一昨年4月に来たときは雨降る寒い日だったが、本日は爽やかな日の光の下での天文台構内散策となった。

0903232.jpg 今日はここで『ドーム&立体プレイベント2009』の国際シンポジウムが開催されていたようだが、私たちは一般見学エリアを見て回った。右写真奥は65cm赤道儀室(現在は天文台歴史館)

0903233.jpg 1998年まで現役で使われていたその65cm屈折望遠鏡全景。いいフォルムだ。操作方法を解説したビデオが流れているが、観測者が腕力で操作している雰囲気が伝わって来る。ほんの少し前までこうだったのだ。

0903234.jpg 今日の見学は天気に恵まれ良かったのだが、一つだけ心残りは昨夜から続く強風で樹木が倒れ武蔵野の雑木林を通るアインシュタイン塔への見学路が閉鎖されてしまっていたこと。

0903235.jpg ゴーチェ子午環の白いドームが青空に映える。桜もちらほら咲き始め。

0903237.jpg 天文台から南東方向へ2kmほどのところに天台宗の名刹深大寺がある。ここは武蔵野台地の南面崖線中腹に位置しその湧水を利用した蕎麦が昔から有名で門前にはそば屋が軒を連ねている。立ち寄ったのは「湧水」というお店。福井県産そば粉100%という湧水そばも美味しかったが、何よりも店員の感じの良さが印象的だった。

0903238.jpg 深大寺からバスで三鷹駅へ。駅北口脇にある国木田独歩の有名な「山林に自由存す」が刻まれている独歩詩碑へ立ち寄る。小学3年生のときに担任が紹介してくれたその日に同級生の青木君と武蔵境から国電一駅5円の運賃を払い見に来たことのあるとても思い出深い場所(青木君についてはこちら)。
 三鷹駅から桜橋までタクシーで移動。玉川上水に掛かる桜橋の北詰西側には独歩の小説『武蔵野』第6章に出て来る茶店があった。現在その場所にはマンションが建っているが、その向かい、玉川上水の堤に小さな文学碑がある(写真)。

0903239.jpg 小説の重要な題材である恋人佐々城信子と独歩が実際にデートしたときに立ち寄った桜橋南東にあった雑木林は現在市立境山野公園(独歩の森)として保存されている。私が子供の頃はこんな雑木林があちらこちらに点在していたが現在はここくらいにしか残っておらず、武蔵野の面影を残す貴重な遺産といえる。

 雑木林を後にして武蔵境駅へ戻り、本日の天文台~深大寺~独歩を歩く小さな旅を終えた。
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天文少女、いまなおパワフル
2009-03-23 Mon 00:37
今夜は雨天、外出中。『星のふるさと』が切っ掛けで知り合いになり、いつも素敵なコメントを下さるFLUIDさんと初対面のお食事を吉祥寺で。天文少女FLUIDさんは私よりもかなりお若いので当然かもしれないが、あっちへこっちへ飛び回るたいへん行動的な方だ。
明日は少女時代から憧れていたという国立天文台三鷹キャンパスへご案内。その他、深大寺、国木田独歩の史跡などを回る予定。

『星のふるさと』を切っ掛けに知り合いになったもうお一方の天文少女は、鈴木壽壽子さんと同い年だから80歳を越えられている。こちらも今だ超お元気で7月の日食観測を楽しみにされている。いずれまたご紹介の機会もあろうかと思う。
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満月を避けて遠征計画
2009-03-22 Sun 00:16
090319.jpg 比較的時間を取りやすい月初めならたまには泊まりがけで遠征なんてことも考えられる。せっかく行くなら月の小さい頃にしたいので、「月初めでかつ下弦から上弦の間」を条件に良い日を探してみる。
この先2011年までの満月の日は以下。
2009年:1/11 2/9 3/11 4/9 5/9 6/8 7/7 8/6 9/5 10/4 11/3 12/2
2010年:1/1 1/30 3/1 3/30 4/28 5/28 6/26 7/26 8/25 9/23
     10/23 11/22 12/21
2011年:1/20 2/18 3/20 4/18 5/17 6/16 7/15 8/14 9/12 10/12
     11/11 12/10
で、自分の休み初日が満月の日±7日に入らない月をピックアップした。すると、、、

   う、う、うそ~この先1年以上無いの!?

2010年8月まではありません。普通の休日を使って近場で我慢に決定。
090321.jpg今夜の観測:快晴かとぬか喜び、全天が薄雲で覆われていただけ。U Mon6.3等としょぼくなったルーリン彗星を数枚。冬の星々は早々と西へ沈んで行く。そろそろ春の変光星へ乗り換えの時期だ。
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かんむり座R(R CrB)の現状
2009-03-21 Sat 00:09
meinekoさんがRCB型星について書いていたので、私もかんむり座Rの最近の光度変化を見てみた。減光してから早1年8ヶ月、現在15.3等くらい(AAVSO Quick Look Data)、一向に増光の兆しが見えないどころかまだ減光したがっているかの様だ。今回の減光期間の長さは過去の光度変化曲線と比較してみれば良く分かる。富山市天文台のサイトにある2001年までのグラフにAAVSOのLight Curve Generatorで作成した2001年から本日までのグラフを連結してみたのが下の図。現在の減光期間がいかに長いか良く分かる。これって歴史的?

090320.jpg

そろそろかんむり座の観測好機。増光の第一報を入れるのは誰だ?

なお、富山市天文台のかんむり座Rの光度曲線には1906年~2001年の光度曲線が載っている。
0903203.jpg今夜の観測:昼間の激しい雨のおかげで花粉も黄砂も落ちたらしく4等星くらいは見えている。でも、冬の星々は西の林に沈み残るはU Mon6.2等のみ。ルーリン彗星はやはり双眼鏡では見えない。写真には辛うじて尾が写っている。
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快晴なのに星が見えない
2009-03-20 Fri 00:38
0903192.jpg 天文入門直後の業者の若者が「あの~、最近天気いいのに星がちっとも見えないんですが~。」と言ってきた。「そうだろう、夜なのに真っ白けで、望遠鏡や双眼鏡でも暗い星は見えないだろう。水蒸気か黄砂なのかなぁ。」と返事。
 帰宅途中にガソリンを入れた。窓ガラスを拭きながら「ここのところ雑巾が真黄色ですよ」と言う。黄砂のことらしい。
 遅くまで仕事をしているあの若者には金星を眺める時間は無さそうだし、こういうときに限って月の出は遅い。せめて天高く上がった土星を楽しんでもらえれば。と思っていたら、夕方から強い風が吹き始め皆曇になってしまった。

今夜の観測:帰宅して空を見上げたらすでに曇りの寸前。辛うじてU Mon6.2等のみ目測。
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『現代の物質観とアインシュタインの夢』
2009-03-19 Thu 00:13
0903034.jpg 『現代の物質観とアインシュタインの夢』 益川敏英著
    岩波科学ライブラリー32 1995年 1200円

 小林誠氏の本を読んだ講演会を聴いたりしたのだから、益川敏英氏の本も読みたくなるのは当然。益川氏はこれまでブルーバックスなどの一般向けの著述はなさそうなので、自分に読めそうな適当な本はあるだろうかと探していた。そんな折、地元の図書室の開架で本書を見つけた。小さな図書室だがここの司書さんたちはいつも良い仕事している。
 ノーベル賞受賞が決まってから印刷された帯には「ノーベル物理学賞受賞!小林-益川理論はいかに生まれたのか?」とある。だが本書はけっして小林-益川理論がテーマではない。この折になんでもかんでもノーベル賞に結びつけて販売促進を狙うのも致し方ないのかもしれないが。

 B6版118頁の小さな本で、数式はほとんど使われていない。記述はスマートだが、随所に著者の個性が表れている。
 本書を読んで分かった事。素粒子に関わる4つの相互作用(強い力、弱い力、電磁力、重力)のうち、電磁力と弱い力は電弱理論ですでに統一されている。現時点では電磁力と弱い力は電弱理論、強い力は量子色力学(QCD)でそれぞれ記述し、CP対称性の破れは小林-益川理論で説明するという「標準理論」によって重力を除き良い精度で検証されている。そして、強い力もまもなく大統一理論によって統合されようとしている(出版から13年経ってもまだそこへ至っていないが)。その上、遥か彼方と思われていた重力との超大統一も意外な事に大統一の目と鼻の先(エネルギーでいうと10000倍ほど)に待っているという。これこそ本書のタイトル「アインシュタインの夢」ということだ。そしてその統一の枠組みを一貫して支えているのがゲージ理論という事になるらしい。
 とは言え人が作り出せるエネルギーはまだまだLHCを用いても大統一を検証するための10の15乗GeVにはほど遠い10の8乗GeV程度に過ぎない。道程は遥かなりだ。
★★★
今夜の観測:S.Uさんからのコメントにもあるように春霞なのかはたまた黄砂なのか、夜空は全体が白んで肉眼では3等が見えるか見えないか。7x50双眼鏡ではルーリン彗星は見えない。今夜は風が吹いているので撮影もしない。冬の変光星も沈んでしまって手頃な観測対象がない。双眼鏡でからす座をしばし眺めて終了。
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金星は低く、ミラも低く
2009-03-18 Wed 00:57
『真鍋星見小屋通信』(3月月報(中間))に「月の出はその色合いと言い形状と言い神秘的だ。月齢17を過ぎた月はまず凸凹の側から昇ってくるのでなおさらである。」とあるが、月を愛せないかすてんも月の出は案外好きだ。それはきっと他の星々の光をかき乱す前の慎ましさがあるからだと思う。それはともかく、このまぁしいさんの「月の出」の幻想的な写真はいいです。

0903173.jpg 空気は乾燥しているみたいなのに空はぼけ気味。☆はごろも~*さんのコメントによると黄砂が来ているらしい。冬に威勢を誇った名ある星たちも春霞に潤みつつ春の王者獅子に追われて西へ沈み行く季節になった。

  名ある星春星(しゅんせい)としてみなうるむ 誓子

090317.jpg0903172.jpg今夜の観測:金星は低くなった。ミラも低くなった。もはや薄明の残る夕空では見つけられない。RX Lep6.3等、W Ori7.0等、U Mon6.2等。ルーリン彗星はδGemのすぐ南を通過中。

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本日の実験 コウサイタイ
2009-03-17 Tue 00:29
今日は、軸が紫、葉っぱが緑、花芽は菜の花に似た形をしているコウサイタイという菜っ葉を地元の産直販売店で買って来た。私の郷土史の師匠のお宅で生産している野菜。おひたしにするつもりで茹でたらものすごい色のゆで汁ができた。緑の水彩絵の具を溶かした様な透明で鮮やかなグリーンだ。で、そのゆで汁にかぼすの果汁をたらしたところ、、、
0903162.jpg写真をクリックすると→→→おおお、期待通りに変身!
090316.jpg ほくとさんの記事で気づいたのだが、昨日写したルーリン彗星の写真を縮小しないでよ~く見なおしたら近くにエスキモー星雲(NGC2392)が青く写っていた。180mm望遠ではこの程度の点像にしか写らない。

0903165.jpg今夜の観測:夕方今日こそ金星を撮影しようと思ったが、すでに西の林に隠れて無理だった。その上、ミラまで隠れてしまってやんの。RX Lep6.3等、U Mon6.3等。空は湿気をたっぷり含んでボケボケ。ルーリン彗星は双眼鏡では見えないし、写真にもはっきりとは写らなくなって来た。
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内合まであと10日 宵の明星観測期あとわずか
2009-03-16 Mon 00:05
090315.jpg 夕空の金星が低くなって来た。実に久しぶりに天候が安定してきたので、早めに望遠鏡を準備できる休日の夕方を利用して金星の拡大写真を撮ってみようと思った。のに、休日のはずが夕方まで仕事になってしまいその目論みはボツ。仕方が無いので仕事帰りに霞ヶ浦を回って低空の金星の記念写真を撮って来た。

0903153.jpg今夜の観測:夕方の霞ヶ浦第2観測所。まだ空が明るかったためかミラは見えず。RX Lep6.3等、U Mon6.1等。ルーリン彗星も10x4.2双眼鏡では見えず。
 ところで、『星空寄り道散歩道』のほくとさんによると、今夜はふたご座の周辺にここ数ヶ月注目されて来たルーリン、串田、ブロートンの3彗星が集合らしい(ゴールデンウィーク頃まで)。とは言え、空の明るい我が家からはルーリン彗星以外を見たり撮影するのは厳しそうだ。もっともそれ以前の問題で、撮影を始めたら15分くらいで皆曇になってしまった。
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星は見えそうだが、恐怖の結露も
2009-03-15 Sun 00:17
090314.jpg 昨夜から降りに降った雨が16時半頃ピッタと止み、久しぶりの青空が見えてきた。今宵、星は見られそうだがものすごい結露を覚悟せねば。

0903143.jpg今夜の観測:RX Lep6.2等、U Mon6.3等、W Ori7.0等。ルーリン彗星はδGemの東15分ほどにいる。まだまだ尾が写る。今夜は意外な事に結露無し。
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物としての存在感
2009-03-14 Sat 00:20
引き続きアップルの話題。

 昨日話題にしたワイアレスベースステーションAirMacシリーズ(ExtremeやExpressなど)はWin機でも使えるがWinのみのユーザーが敢えてお使いになるとも思えない。しかし、iPodシリーズはMacユーザーを越えてユニバーサルな大ヒット商品となった。

0903124.jpg またまた小さくなったiPod shuffle。どこまで小さくなるのか。初代iPodShuffle(↓)はこんなで、二代目(↓)がこんな、そして、この三代目(←)はとうとう本体から操作ボタンが消えてしまった。二代目、三代目は同縮尺で合成(三代目の写真は裏のクリップ側)。パッケージも小さいし値段も1万円を大きく切っているし、売っているところを通ったらうっかり買ってしまいそう。
0903125.jpg
 そして、写真の右下にあるでかいやつはiPod of iPodと言うべき元祖iPod。2001年秋に初めてiPodが登場したとき、あのスクロールホイールを使ってみたくて数ヶ月後に購入。タッチセンサーでない機械式のホイールはこの初代iPodだけ。回した時のカチカチという音が軽快だ(ソフト的に出している音だけど)。そして、なんといっても物としての存在感に溢れている。
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ワイアレスに頼りきっていると、、、
2009-03-13 Fri 00:39
0903122.jpg 昨日、職場で使っているワイアレスネットワークベースステーションAirMacExpressが突然死した。あれ?と気づいたときには白目剥いていた(いや、緑ランプが消えて黒目か)。約4年間休み無く使って11800円(当時はもう少し高かったかも)は高いか安いか。

 AirMacExpressは、小型だし(およそ、9cmx7cmx3cm)、一般のUSBプリンターもワイアレスで使えるので重宝している。さっそく次のAirMacExpressをAppleStoreで注文したところ明日夕方届くとのこと。さて、明日いっぱいワイアレスが使えないとなるとモデムからMacまで届くLANケーブルが無いのが一大事。

今夜の観測:仕事の付き合いでいつもよりも帰宅が遅くなった。見上げるとすでに下り坂らしく月も薄雲に霞んでいた。見えたのはU Mon6.3等だけ。
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ひさびさ
2009-03-12 Thu 01:05
090311.jpg昼間の晴れ間も夕方が近づくに連れてこの有様。今夜もだめだろうと弱気になる。

今夜の観測:西に低くなった金星を見ながら帰宅。この晴れもいつまで続くか分からないので取りあえず見られるものだけ見ておく。ミラは低くなって低空の薄雲か霞の中に埋もれ見えない。W Ori7.0等、RX Lep6.3等、U Mon6.2等。変光星観測は9日ぶり。
090312.jpg遅くなっても晴れているのでルーリン彗星を写してこようかと思った矢先に電話が掛かって来て1時間半の長話。漸く庭へ出た頃にはふたご座も西の林に隠れかかっている。急いで撮影準備。満月の明かりの中、双眼鏡では見えない。ポルックスを頼りにルーリン彗星を写野へ入れる。月明かりで空は真っ青だし、風も強いので短時間露出。ひゃ~、しょぼい!
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八十の手習い
2009-03-11 Wed 00:35
090303.png 先日東京の親元へ久しぶりに行ってきた。83歳になる父と80歳になる母と二人でまずまず元気に暮らしている。ありがたいことだ。
 父は最近NHK教育テレビの高校講座を見ているという。確かに内容豊かで面白い科目もあるのは知っている。ところが聞いてみるとつまみ食い的ではなくて英語以外すべて見ているらしい。「数学も?物理も?化学も?地学も?世界史も?日本史も?」と驚いた。
090310.jpg今夜は晴れると思っていたのにやっぱりだめか。ルーリン彗星はどんどん西へ傾いていくというのに全天雲が覆っている。おまけに知らないうちに月がこんなに大きくなっていたとは。
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星の見られない夜を楽しむには
2009-03-10 Tue 00:17
090309.jpg 今日も一日皆曇だった。夜中には雨も降りそう。2月24日から3月9日までの14日間に霞がモウモウだった夜も入れて2晩しか星が出ていない。ここ関東では空気が乾燥して安定した晴天が続く冬の星空が楽しみなのだが今年はもうダメみたい。この先半年以上もの間、星の見られない夜を楽しむ主要テーマ、昨年は『星のふるさと』だったが、今年はこれにしようか。
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第二赤道儀台座を設置
2009-03-09 Mon 00:42
090302.jpg 霞ヶ浦天体観測隊観測所の第一赤道儀台は現在流星塵採集ザル台になっていてTS-65Pの赤道儀を置けない(ま、天気も悪いので使う機会も無いし)。
 先日3月2日は本当に久しぶりに晴れたので東京から戻り第二赤道儀台座を仮設置した。これはポータブル赤道儀TOAST用の三脚を乗せるブロックのこと。三脚を土の上に直接立てると自重でジワジワ沈み込み写真が縦に流れるので応急的に木切れを敷いていたのだが、ときどき蹴っ飛ばしてしまうので本格的に埋設することにしたという次第。翌日からまたしばらく雨続きらしいのでその夜は撮影が終わってからより正確な位置決めのために土木工事の続きを夜中にごそごそとやるはめになった。
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もう少し校正にエネルギーを
2009-03-08 Sun 00:03
090307.jpg 印刷物信奉者の私は近年ますます校正の力不足を感じることがままある。『月刊天文ガイド』4月号、いよいよ7月22日の皆既日食へ向けて、日食関連記事にも力が入って来るかと思いきや中には腰砕けになりそうなものがある。揚げ足取りに思われるかもしれないけど、こういう記事を読むと、私の心には小さな棘が刺さったような気分が残るので一応紹介。

 去る1月26日の金環日食のレポート(19頁)では「来年1月15日の金環日食」と書いた直後に「来年1月22日の金環日食」とあり、7月22日の皆既日食と混線している。また「金色の神秘的なリングに魅力され」は「魅了され」の校正ミスと思われる。記事のタイトルからして「2008年1月26日の金環日食」ではまずいでしょう。

0903072.jpg そうは言っても毎月の締め切りに追われている雑誌編集の現場では十分な校正時間を確保できない実情があるのだろう。一つの出版物に何ヶ月も集中したにもかかわらずやっぱり校正ミスを残したかすてんにはとっても良く分かる。

0903073.jpg今夕の観望:昨夜は夜中に何回も起きて皆曇のままだったが昼間は久々の快晴になった。しかし、夕方にはまた雲が出て来た。帰宅したとき西の空の金星[右写真]はまだきれいに見えていたが天頂の月はぼんやりになっていた。[左写真はテールの伸びたルーリン彗星ではなく雲に霞む月]
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雨が上がって急速に晴れるかと思いきや
2009-03-07 Sat 08:14
昨日は一日中かなりの雨が降った。19時にはまだ降っていたが21時には雲を透して月が見えて来た。24時ないし27時から晴れる予報だったのでそれに期待して一眠りして25時に起きたらまだ曇っていたので27時に起き直したがあいかわらず曇っていて結局いつもの起床時刻にもやはり曇ったままだった。
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代替観望会の代替観望会も中止
2009-03-06 Fri 00:59
0903053.jpg おとといは稲敷市公民館講座星空観望会三回シリーズの二回目(2008年8月29日)が雨天中止になった代替日だったが、曇天で中止になったため本日が代替日の代替日のはずだった。ところが、昼間はこんなによい天気だったのに、夕方には曇になりまたもや中止。冬場にここまで悪天が重なるとは予想外ではあるが、春-夏-秋の星空観望を楽しみに参加申し込みをされた受講生のみなさん、1年が巡って「なんだ雨や曇りばかりでちっとも楽しくなかった」という印象で終講になったとしたらなんとも残念この上ない。

 今夜はルーリン彗星も土星も見せてあげられたのに、、、。

[註]稲敷市公民館講座は年度始めに市の広報で参加者を募集する参加費有料(600円)の講座で、他のオープンな観望会と異なるため本ブログでは終了後に簡単な紹介をするに止めています。
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予定外の観望 ルーリン彗星 ケレス
2009-03-05 Thu 01:08
0903042.jpg 23時頃「朧月が見えてるよ」の言葉にまさかねと外へ出るとたしかに雲を透して月の姿が見える。まぁ、これでも記念にと写真を写しているうちに他の星々も見えて来るではないか。あれあれ、雲が取れて来たよ。ダメもとでTOASTを設置してプレセペ近くにいるルーリン彗星を探す。曇って来ないどころか雲が無くなって来た。090305.jpg何枚か試行するうちルーリン彗星が写野に入ったのだがなんだかボケボケ。見るとレンズ全面に酷い結露。直前まで雨が降っていたものな、湿度が高くてこの夜の冷え込みだから当然か。

0903052.jpg 今夜ルーリン彗星と準惑星ケレスを撮影できたのは予定外だった。ケレスは3月2日22時に撮影してから約2日間の動きが良く分かる。
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土浦市立博物館特別展『沼尻墨僊 城下町の教育者』
2009-03-04 Wed 00:30
0903032.jpg 土浦市立博物館第30回特別展『沼尻墨僊 城下町の教育者』のお知らせが届いた。沼尻墨僊は幕末土浦の教育者で、世界地理や天文学にも造詣深く折りたたみ式の地球儀や彗星観測記録なども残している。星見の合間に博物館観覧など如何だろうか。

0903033.jpg土浦市立博物館第30回特別展『沼尻墨僊 城下町の教育者』
 2009年3月21日(土)~5月10日(日)
 詳細は土浦市立博物館の関連ページを、と書きかけたがまだ案内が掲載されていないようなので送られて来たチラシをスキャンしておく。
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受け月 ルーリン彗星 ケレス
2009-03-03 Tue 00:25
0903012.jpg 3月1日の夜は東京の親元へ行った。夕食帰りの西空の雲間に寝そべった月が見えていた[左写真]。S.Uさんの言う弦の傾きが10度以下の「平らな三日月」だ。故郷では「受け月」と呼ぶのだそうだ。0903022.jpg本来は雨を受けるたらいの発想かもしれないが私には酒を受ける盃以外は思い浮かばなかった。この写真の時刻での傾きは8.0度。次回のチャンスは3月29日。

今夜の観測:今日は1週間ぶりの晴天だった。夕方になっても晴れている。金星もかなり西空に低くなってきた[右写真]。変光星観測も1週間ぶり。ミラ5.3等、RX Lep6.3等、U Mon5.6等、W Ori6.9等。ルーリン彗星は星図無しでもψLeoとπCncの中間付近に見つけられた。ついでに赤いカノープスも見えた。
0903023.jpg 夕食後も星が見えているので、ルーリン彗星を撮影。0903024.jpgぼちぼち薄雲が掛かって来たがまだ間に合うのでしし座とこじし座境界付近にいる準惑星ケレスも撮影。今夜は大漁大漁。
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2月の晴天日数
2009-03-02 Mon 00:12
2月も不満足なまま過ぎ去った。
 ________一昨年__昨年__今年_
 すごい星空!   0夜  0夜  0夜
 4等星が見える 13夜 16夜 14夜
 1等星は見える  ?夜  4夜  0夜
日数的には平年並みに感じられるが、「4等星が見える」とした夜も長時間安定していた晩は少なく1時間程度で曇ることが多かった。夕方は星が見えても夜半になると皆曇になるので諦めて寝て起きると朝には快晴という嫌なパターンも度々だった。090301.jpg
 とくに印象的なのは最後の1数週間が完全曇天だったこと。そんなわけでこの2月は記録的に少ない日照時間だったらしい。月の小さい時期と悪天が重なる嫌なパターンも定着化している。
 一昨年は4月に入る頃から不順になり始め、昨年は3月中旬から悪くなった。今年はもう2月中旬からおかしい。真冬にしてこの天候では残りの10ヶ月はさらに星空が遠退くと思って間違いないだろう。ま、曇りでも雨でも流星塵採集なら大丈夫さ。
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