33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
さわれる天体写真からさらに進化した凸凹印刷の世界
2020-01-13 Mon 00:00
2001132.jpg・触って知る地図、広がれ 誰もが「読める」凹凸の印刷
 常磐大の中村正之先生らが研究と普及を進めて来られた「さわれる天体写真」は、本ブログでも11年来のおなじみだが、この間の技術の進歩によってこんな世界もひらけて来たという記事が出ていた。2010年に大田原で見せていただいたときは数分かけてジワーッとお餅のように膨らんで来る様な感じだったのが、今や1時間に新聞紙大5000枚印刷可能というところまで来ているそうだ。この進化は「互いを分かり合えるよう、皆が一緒に使える物を作りたい」という技術者の思いの実現でもあったという。
 中村正之先生から近年のイベント時の写真をご提供いただいた。宇宙のように触れないものはもちろんだが、人の顔を触知図にすれば直接触れるほどには親しくない方の顔も認識できるという面白い使い方だと感じた。
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 昨年の秋に足を骨折して5週間松葉杖生活をしたが、健康な時には気にも留めないことの一つ一つがバリアになっていることに気づかされた。健常者が使う道具と障害者が使う道具とそれぞれに使いやすく特化していることで、気づきのチャンスが生まれにくくなっているのではないだろうか。目が見える人と見えない人が1つの触知図を使うという共有体験は、目が見えないということのその先のことまで気づかせてくれる機会になりそうな気がする。

 →『さわれる天体写真展』 茨城県結城市民情報センター(2009-01-21)
 →大田原市ふれあいの丘天文館 理想実現に向けた取り組み(2010-09-13)
 →宇宙を触って感じる 視覚障害者向けの天文資料(2011-02-26)
 →さわれる喜怒哀楽展 in汐博2011(2011-08-03)
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