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2008-11-10 Mon 00:15
先日、星の知人からきれいな切手をいただいた。
1990年の切手趣味週間の記念切手小型シート。切手趣味週間の図柄は以前は女性をモデルにした日本画を題材にすることが多かったが、これもそのひとつといえる。原画は、太田聴雨画『星を見る女性』(273×206cm 東京国立近代美術館蔵) で、昭和11年出品の作品。望遠鏡のモデルは昭和6年に国立科学博物館1号館が完成した時に屋上に設置された日本光学製の20cm屈折望遠鏡だそうだ。[『いるか書房』ホームページ「太田聴雨 作/星を見る女性」より] 振り袖着たうら若き乙女らが団体で望遠鏡を覗いている構図はなかなかシュール。どういう状況か想像された方はぜひコメントを。 |
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こんばんは。
切手になっているのは知っていました。 国立科学博物館(村山定男先生が勤務されていた所)での季節物の観望会だったと、どこかで拝読した記憶があります。 正月だか、七夕だったか、他の何かだったかは忘れました(^^) 惑星か月を見ているとこ・・・だったというのをうろ覚えですが、何かで読んだような。。。 なお、私んとこでも・・・このようなうら若き淑女がたくさんご来場なされる観望会でも開こうかと企んでおります(^^) USO? HONTOU? 原画では5人の目もと涼やかな知的な女性が描かれています。一般の女性というよりも、女学生の雰囲気を感じます。「女学校の課外授業」というのはいかがでしょうか。
>うら若き淑女がたくさんご来場なされる観望会 観望会に限らずイベントや商売、女性に来てもらえれば、男は呼ばんでも着いてくると言われますから、中井さんの狙いは正しいです。さて、その方法は、、、。
2008-11-10 Mon 14:39 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんなページもありました。
『FishEyeArt - 近現代絵画 魚眼レンズ』のコメント http://www2u.biglobe.ne.jp/~fisheye/artist/nihonga/chouu.html 「和服の美女が天体望遠鏡から星を眺めている。服からして季節は初夏。望遠鏡の角度からするとプレアデス(すばる)だろうか、いや、月の兎さんに挨拶しているところだろうか? どちらにしても、現実にありそうにないところが、この絵を引き立てている。」 でも、初夏にプレアデスをこの角度で見ることは、少なくとも国立科学博物館の営業時間内にはあり得ないと思う。うちの嫁さんに言わせると、この紅葉の柄や秋草のような柄からすると季節は初夏ではなくて秋ではないかと。
2008-11-10 Mon 15:02 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
こんばんは。
なるほど秋ですか。 そうなると中秋の名月でも望遠鏡で見ているのかも? でも眩し過ぎて目が眩むので違うかも知れません。 年代が分かれば夕方見えている惑星が分かるのですが。 なんか惑星を見ているような気がします。 >年代が分かれば夕方見えている惑星が分かるのですが。
ここまでの手掛りは、この望遠鏡は昭和6年に設置されたこと、およびこの絵が昭和11年に帝展に出品された事、この2点だけです。昭和6年〜10年の秋に見られた天文イベント、何だったのでしょうか。
2008-11-10 Mon 20:15 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
秋ですか
かすてん さん、ありがとうございます。
タイトルも「星をみる女性」ですから、月では無いですね。 天球儀を見て、コメントを書き換えます。 かすてんさん、昭和6年から昭和10年までで10月10日にて夕刻の空を調べました。
すると南から南西にかけて土星がこの望遠鏡の向き(傾き)と同じくらいの高度に見えています。 また、M31が北東の空に見えますが、年によっては月明かりの影響があり、もっと早い時期(9月)でないと高度が高すぎます。 M45は閉館時間(たぶん21時か22時)以降か冬でないと、望遠鏡が向いている高度まで上がりませんでした。 なお、現在場所は広島市のままで再現して、30分から50分くらい東京の方が早いとして検証しました。 記憶が曖昧ですが、土星を見ている姿だったと書いてあったような・・・。 かすてん様、中井様、
またまた面白そうな謎解きを... いるか書房さんのページに原画があったのでそれを見ると、 http://www.h5.dion.ne.jp/~iruka-fu/D010/kyukei10.htm 赤道儀の形からして、南東の空の中天、ほぼ天の赤道上を見ているように思いますがどうでしょうか。中井さんのおっしゃる土星だとするともう少し早い時期かもしれません。
2008-11-10 Mon 23:23 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
S.Uさん、検証ありがとうございます。
ほぼ東で少し南のようですね。 高度は45度くらい。 これで、東京にてシュミレーションしてみます。 もし、秋に拘らなければ、色々な星が候補に上がりました。原画の望遠鏡の方位と高度がその時の向きを忠実に再現しているとしたらの場合ですが。画家は写真のように現状を再現して描くとは限りませんから。
M45は高度と方位の関係から少し苦しいです。 土星は南東の低い方位では再現できますが、高度が高くなると南になってしまいました。 アークチュルスやアルタイルも候補に上がりました。 七夕(旧暦も)ではアルタイルが有力です。7月7日では遅い時間でないとダメですが、8月中旬なら21時までに高度45度、方位:東南東です。彦星でもあるので(^^) 当時は今よりも気温が低かったでしょうから、立秋を過ぎて秋の服に衣替えしたのかも? 苦しい言い訳。。。 中井様、
私も土星ではなかったかという記憶があるように思いますが、まったく確かではありません。土星は季節・角度的に多少の難がありますでしょうか。(絵をどれほど厳密に見るかという問題もありますが) 旧暦七夕というのもよろしいのではないでしょうか。この服装はなにか制服のようなものであると考えると、季節への対応は多少大雑把であっても良いと思います。
2008-11-11 Tue 06:31 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
昨日は、突然おじゃましまして失礼しました。
課題の張本人、FishEyeArtです。 多分に動揺してしまい、急ぎ、コメントさせていただきました。 夏にプレアデスはあり得ませんね。 一つだけ言い訳じみたこと言いますと、、 聴雨自身、この作品について、「一種の象徴画として見てほしい」と述べていたそうであり、すべて事実に合わせたものとは限らないかもしれません。 FishEyeArt様、中井さん、S.Uさんコメントをありがとうございます。
FishEyeArt様、初めまして。 『星を見る女性』で検索していましたらFishEyeArt様のページに行き当たりました。原画の内容についてコメントをしているページは他に見つからなかったため、FishEyeArt様のものをそのまま引用させていただき、さらに若干別の見方をしましたので意見を付けさせていただきました。こちらから先にご挨拶するべきところ順序があべこべになりまして申し訳ありません。 全体の様子は「独立行政法人国立美術館」のページ http://search.artmuseums.go.jp/gazou.php?id=2102&edaban=2 をご覧ください。望遠鏡や赤道儀の様子も良く分かると思います。S.Uさんが言われるように望遠鏡は天の赤道近辺を向いているように思われます。方位は南東、仰角60度ほどでしょうか。 FishEyeArt様や S.Uさんも書かれているように、画家はモデルをそのまま写し取るだけではないでしょうから、本当に見ていたものと一致しないかもしれません。しかし、切手の図柄1枚から、このモデルの彼女の目の前に広がっている世界をここまで想像して楽しめるっていうのは良いことですね。たとえそれが画家の想定した狙いとは別のものだとしても、作品を楽しむことには変わりないと思います。 中井さんのシミュレーションによって望遠鏡の謎はかなり解けましたが、「彼女たちは何者」という謎は相変わらず残りますね。
2008-11-11 Tue 13:02 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
なかなか楽しそうなお話なので、ちょっと仲間に入れてください。
ひとつは、女性の着物は女性自身にとっても画家にとっても、季節の表現そのものですから、季節はずれの柄を選ぶことはあり得ません。まして描かれている女性たちの年恰好や身なりからして、少し上流のお嬢様でしょうから、なおさらそんな恥ずかしいことはたとえ殺されてもしないでしょう。 そして柄選びは“季節の先取り”が原則ですから、季節は秋のはじめ、萩やススキの頃といったところでしょうか。 また、絵の女性たちがはっきり色まで見えていて、しかも中央が一番明るいことから、スリット越しの月明りが女性たちを浮かび上がらせている図。つまり、中秋の名月の頃の“お月見会”の一こまを描いているのでは?と推測するのですがいかがでしょうか?。 題名の「星を見る」は、望遠鏡が「星」を見る道具だからで、私たちも月夜でも望遠鏡を覗いていれば「星、見てるの?」と聞かれるのと一緒でしょう。
2008-11-11 Tue 23:04 | URL | ほくと #MDo56pwE[ 内容変更]
こんばんは。
やっぱり、画家は写真のようには描かないのでしょう。 構図を決めるにも実際どおりでは上手くない事が大多数でしょうから。 とすると・・・望遠鏡の向きや高度は無視していいことになります(^^) が、絵に注目です!女性が覗いているのは直視でなくてダイアゴナルを介してですね。これは、天文に通じた人でないとイマジネーションでは描けません。大田画伯が天文に通じていたかは分かりませんが、そうでないとすると見ている対象は高度がある程度以上高いのでしょう。 望遠鏡の条件と見る人の身長にも依りますが、少なくとも日本光学20cm屈折は接眼部が床面すれすれの不良設計ではないはずです。高度45度前後ではダイアゴナルを使う方が見るのに楽です。 ほくとさん> 月明かりですか・・・。月と土星のコラボですね(^^) という訳でシュミレーションしてみたら・・・ 1932年9月10日、11日が土星と月が夕方接近しています。が、高度は32度辺り。 1935年9月11日なら土星は夕方で南中高度43度を超えて月も側です。 想像するのは楽しいですね。考古学に通じるものがあるような気がします。 ほくとさん
>季節はずれの柄を選ぶことはあり得ません。 >少し上流のお嬢様でしょうから、なおさらそんな恥ずかしいことはたとえ殺されてもしないでしょう。 >“季節の先取り”が原則ですから、季節は秋のはじめ、萩やススキの頃といったところでしょうか。 これらすべてそのとおりだと思います。そしてたとえ月を見ていても「星を見る」というのもそれで良いと思います。 「新しい時代を象徴する天体望遠鏡を使ってモガ風の短髪にした少し良いとこのお嬢様方が新しいスタイルでお月見をするの図」というところでしょうか。 中井さん >ダイアゴナル これが想像で描かれる事はあり得ないですね。モデルになった観望会でダイアゴナルを使う高度の星を見た証拠になるでしょう。
2008-11-12 Wed 07:35 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
拡大して見ると、和服の柄が人によって違いますので、制服的なものではありませんね。
かすてんさんの最初のご印象に近いですが、上野ということで、東京美術学校の学生さんが天体の美を観察しての学習活動というのでどうでしょうか。 私の希望では、『星を見る女性』という題名なら、文字通り、月ではなく星を見ていてほしいです。『星を見る女性』と『月を見る女性』ではかなり性格の印象が違うように思います。(どっちがどうだというわけではありませんが)
2008-11-12 Wed 23:42 | URL | S.U #MQFp2i1U[ 内容変更]
再度ですみません。
ややこしいドイツ式赤道儀のある状態を、我々星屋が見ても違和感を感じなく描かれ、さらに、ダイヤゴナルを使って覗いている女性の、覗く角度や座り位置も、全く違和感がありませんから、やはりその場にいてスケッチしていなければ描ける絵ではないと思いますね。文部省お買い上げになるほどですからその画力は天才的だったと思います。 また、女性の中にモミジの柄を着ている人がいますので、時節は10月としたいところです。 さらに、当時嫁入り前の女性が出歩ける時間だと午後7時前後。そして女性たちは青白っぽい色調で描かれていますから明らかに月の光を浴びていると思います。 でも、覗いているのは小さい、つまり高倍率な接眼鏡ですから、見ているのが月だとは考えにくいと思います。 そんなこんなで探してみたら、1933年9月29日、土星と月の接近がありました。(帝展出展の3年前) 午後7時頃だと南中よりやや手前、望遠鏡の向きも良さそうです。 ですから、中井さんの言われるとおり「土星と月のコラボ」であり、S.Uさんのご希望通り土星=星を見ている女性で良いわけです。 それにしても、うら若き女性に白魚のような手を添えられて覗かれている望遠鏡。少し距離をおいてそれを見ていた聴雨は、望遠鏡を羨んだかもしれませんね。
2008-11-13 Thu 00:51 | URL | ほくと #-[ 内容変更]
S.Uさん、ほくとさん
>東京美術学校の学生 太田聴雨この絵を描いたときにはまだ芸大の教官ではなかったと思いますが(昭和26年から助教授)、すでに有名な画家だったから芸大の女子学生へモデルを募集したかもしれませんね。 このモデルの女性たちについて私は「ただのうら若き乙女」というよりも「知的な」部分をかなり感じます。その点でも東京美術学校の学生説は良さそうです。 だいたいほくとさんがまとめてくれたようです。
2008-11-13 Thu 07:48 | URL | かすてん #MLEHLkZk[ 内容変更]
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| 霞ヶ浦天体観測隊 |
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